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九州民藝旅5日目

最終日の朝、今日はついに九州を去る日。
Origeがもう自分の家のようで快適に過ごしていたのでさびしい。
毎朝掃除に来ていた山本さんと会うのも今日で最後だ。



朝、山本さんに会うと山藍さんやゆげ製茶さんの話になった。
私が山藍さんに行った後に山本さんが山藍さんに行くと、みんなが私のことを知っていた!と言っていた。京都から来て長時間滞在して藍染体験もしたからか、有名人になっていた。なんだか親密度が上がった気がしてうれしかった。

山藍さんもゆげ製茶さんもたくさんお話してくれて、とてもフレンドリーで親切だった。なんだかもう家族の様で、また気軽に会いに来ようと勝手に思った。

SHOP編集に行ったことも伝えると、SHOP編集のお二方もこの辺りでは特殊で珍しいとのことだった。(ファミリーや高齢の方が多いまちなので)
その中で、自分たちのやりたいことを一番に試行錯誤しながら少しずつ色々やっていると聞いた。そういう姿はとてもうらやましい姿でもあるので、お手本にしたいと思った。

「一つの場所をじっくり回っている割にはけっこうたくさんの場所回ってますよね。」
「計画とリサーチがすごい。」
「飴屋さん(赤坂飴本舗)は知らなかった。」
「SHOP編集のラジオ聴いてる人に初めて出会った。」
(SHOP編集はSpotifyのポッドキャストでラジオもやっている。)

など山本さんに色々お褒め?の言葉もいただいたりしてうれしかった。
割とプランを練るのは得意な方だし、今回は「民藝や工芸」をテーマにしつつ行きたいところを決めてから来ていたのでなかなかに良い旅ができた。
山藍さんやゆげ製茶さんを紹介してくれた山本さんの良きコーディネーターとしての働きにも本当に感謝感謝である。

最後までたくさんお話をしてくれた山本さん。お話好きなのか本当に面白い話や仕事や移住の話や質問するとたくさん答えてくれた。山本さんにも会いに来たい。本当にそう思った。



そして、帰りの飛行機まではまだ時間があるので八女に寄ってから久留米の和菓子屋さん(やながさんオススメ)に寄って空港へ向かうことにした。



八女市では、行き損ねていた「Okiya」へ向かう。
1日目に訪れた「ao cafe」がされているクラフトショップ。いろんな作家さんの手仕事のものが販売されており、古い置屋を改修された建物や置かれている作品の数々はとてもセンスが良くおしゃれだった。やっぱり手仕事のものは毎回欲しくなってしまう。(特に木のスプーンとか。)


こういう手仕事のものを販売されているお店は、本当に店主さんの好みや雰囲気などがわかって面白い。それぞれの個性があって、とても好きなものを置いているんだろうなとか。憧れる。

その後、お昼の時間だったので行ってみたかった薬膳のごはんが食べられる「八女サヘホ」へ。少し前に薬膳の勉強をしていたので、薬膳料理のお店に行ってみたかったのだ。




ランチのメニューは決まっていて、いろんな種類の栄養満点おかずのプレートランチだった。薬膳料理といえば普段目にしないような食材食薬が使われているイメージかもしれないが、普段使う食材で薬膳の知識を使った料理もある。この日のランチはまさにそのような感じのメニューだった。



人気店なのかお店には常連さんぽい人がたくさんいて、まだお昼時なのにランチは私が入ったあとすぐには売り切れになっていた。(すごい。)

おいしい薬膳ランチでおなかいっぱいになり、ここからは帰路に向かう。
福岡空港に向かうべく北上していく途中に久留米市がある。八女市→広川町→久留米市なのですぐに着いた。

お目当ての和菓子屋さん「とらや」(あの有名なとらやさんとは別。)
狭い路地を入っていったところに突如ぽつんと現れたので、こんなとこにあるのかとびっくりした。しかし、こんな場所なのにひっきりなしにお客さんがやってくる。どうやら有名店らしい。。。



中に入ると、おいしそうな和菓子がたくさん。。。和菓子好きにはたまらない。
ショーケースの前で悩みに悩んで結局、みたらしだんごなどのだんごシリーズを何本か買った。



家に帰ってきてから食べたけど、めちゃくちゃおいしくてもっと食べたかった。
久留米に行った際はまた絶対買いに行こうと思った。

今回、やながさんに教えてもらった場所はどこも良い場所ばかりだった。やっぱり地元の人に聞くのが一番!と今回の旅で痛感した。

そしてそのまま空港へ。あっという間にその日の夜に京都に着いた。
行きも帰りもあっという間だったので、今回の旅で九州って意外に近いんだなと感じた。こんなに近いならもっと行こうかなと足が軽くなった。

今回の旅でも人との出会いによってだいぶ充実した時間を過ごせた。
旅はただ観光するだけのものではなく、人と交流することや体験することで感じたことの大切さを教えてくれるものとわかった。
この経験を通して、これからも民藝旅を続けていきたいと思う。

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