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鳥取島根・九州民藝旅ふりかえり

怒涛の鳥取島根と九州の民藝旅だったけれど、思い切って行ってみて本当に良かった。長野の松本民芸館で感じた

「なんとなく民藝ゆかりの地に行かなくちゃいけない気がする。」

その通り、行ったことで新たに感じたことや発見がたくさんあった。

民藝」や「」、「自分の好きなもの」に特化したこの旅は、いわゆる人気の観光地などはまったく入れなかった。

今回、多少の時間があったので寄り道はしてみたが、メインではなかった。かえってそれが旅の満足度を上げたのだ。
旅は他人のものさしではなく、自分の内側から出てくるもので判断した方が断然いいということも今回の旅で学んだ。

今までしてきた単なる観光や旅行というものに満足できなくなった。
昔はその土地の何かを深く知りたいというよりか、「なんとなく」とか「安いから」などでいわゆる観光名所を巡り、観光名物を食べていた気がする。

でも、それがいかにもったいなかったと今になってわかる。
そういった名所、名物は一般向けなので自分にそれが当てはまるとは限らない。
今回、「民藝」に特化したこと、そこの土地の人と話すことを重視したおかげで今までの旅行とは比べものにないくらい満足のできる旅となった。

好き」に特化したことで、改めて自分がどんなときに気分が上がるのか、気持ちが満たされるのか、どういうことをこれからやっていきたいのかなども考えさせられるきっかけになる。好きなことに触れているときは、心の底からワクワクしたり、自然体でいられてなんでもできそうな気がしてくる。だからこそ、大事にしていきたい。

いろんな人と話したり、雰囲気を見てきたことで、暮らしにしても仕事にしても

「自分にもできそう、自分にも何かできることはあるんじゃないか…。」

と思える機会が増えた。これは、実際に人と話し、現地を見てきたからこそ思えたこと。
ネットで得た情報だとマイナスなことが多かったり、凄い人だらけで自分には無理だと思うことばかりだったけど、それってウソなんじゃないか?!と思うぐらいギャップを受けることも多々あった。
ネットが必ずしも悪いわけじゃないけれど、情報収集は最低限にして、人と話して見たり聞いたりする方が前向きに物事を考えられることが今回明らかになった。

こうして人とのつながりが増え、元気をもらい、全国につながりができていく。また気軽に会える人が増えていく。そういった体験ができるのも旅のいいところだと今回の経験で実感した。

今回の鳥取島根、九州はまだまだ見たい場所、深堀りしてみたい場所があるな〜という印象だった。今回訪問できなかった民藝のさんちや時間がなくて深く見れなかった場所もあったのでぜひともまた訪れてみたいと思う。(もちろん今回行った場所もまた行きたい。)

これからも民藝も工芸も手仕事もじっくり関わっていきたい。

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