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『人として美しく生きる』

今回はNCGの一員として私が目指したい姿についてお話したいと思います。

・人生は舞台

よく「人生は夢だらけ」とか人生を何かにたとえたフレーズを聴きませんか。
私には「人生はいつだって舞台」という言葉がずっと胸に刺さっています。
自分がミュージカルなど舞台の世界に近い所で学び、親しんできたことからも舞台という表現がしっくりくると感じています。
「人生は夢だらけ」にしては、夢を見られないほどつらいタイミングも日々の中で避けられないもので、予期せぬ時にふと現れます。努力をしてもかなわない時だってあるし、思うように結果を残せないことだってある。だけど、それでも時間は進んでいて次の出会いがあり、出来事が起こり、場面はどんどんと変わっていく。
終わりに見えてもそれは次のシーンの始まり。
やっぱり人生は舞台みたい。そう思いませんか?

・どこであってもそこはシアター

私は職場だってシアターだと思っています。人生という一回しかない舞台で一生懸命生きていく人が事業部や一緒にお仕事をするチームに集まり、同じカンパニーの仲間のような存在として課題にチャレンジしていく。とてもチャレンジングで何が起こるか分からない、責任の伴う舞台で、そこでは期待に胸躍らせる時期もあれば、なぜかうまくいかない日々もやっぱり同じだけある。それでも幕が下りることはなくて、毎日次のシーンが始まっている。
それどころか、同じ瞬間にどんどんと違うカンパニーが集まって次の課題に向かって始動している。
そう思うと職場も少しずつシアター、舞台に見えてきませんか?

・完成はない。いつだって課題の山

私たち、NCGカンパニーの舞台で取り扱う「社会問題」なかでも「高齢化社会」、「人口減少」には課題が山積しています。

図1

労働力人口は減るばかり、働き方にも変革が求められています。
特に少子高齢化問題は世界の中でも先進国である日本には前例がありません。
挙げればきりがないほどの課題の山に私たちはこれから挑もうとしているわけです。
挑む壁だけではありません。AIのように私たちが今まで人にお仕事としてやってもらっていたことを、不眠不休で勝手に進めさらに超高性能な登場人物まで現れました。前方には課題の山、後ろには迫りくるAI。この舞台には困難ばかりしかないのでしょうか。

私は決して困難しかないとは思っていません。先のnoteでも述べたように、私はAIとは人の思いを形にするための1つの技術の形であると考えています。AI美空ひばりはまたもう一度美空ひばりの新曲が聞きたいという思いを形に、映画『AI崩壊』で描かれていた医療用AIのぞみは病に苦しむ人が一人でも笑顔になるようにという思いを形にすべく開発されていたように、そこには作り出す人がいて作るにあたっての思いがある。私たちは、AIという新しい技術と向き合い、今までにない解決策を描けるようになりました。まるで、新しい演出技術が導入されたことで、今まで見せられなかった舞台を実現できるようになったように、無限の可能性を秘めた舞台に今私たちは漕ぎ出そうとしているのです。

・「美しく生きる」

しかし、NCGという舞台が素敵でもそこにいる自分達はそこにいる演者として、人として美しく生きているのでしょうか。美しいとはなにも容姿の事だけではないと思います。
ここで先輩から仕事を学ぶように、演劇における大先輩の宝塚歌劇団における美しい人の基準を紹介したいと思います。

ブス

これは宝塚のブスの25カ条と呼ばれるものです。つまりこの逆を美しいと言っているのです。ここにはどこにも鼻筋がととのっているだとか、目は二重であれなんてことは書いていません。人として美しく生きるヒント、人生という舞台で輝いて生きるためのヒントが隠されています。その中でも私が感銘を受けたものが15条と24条です。15条は他己責任の考え方は「ブス」であると説き、24条では周りの空気を暗くする存在が「ブス」であると説いています。つまり、自己責任において行動し、周りにプラスの影響を与えるよう心掛けている人は「美しい」と言っているわけです。

これは実際の職場でも同じではないでしょうか。何が起きても「このようにした社会のせい」と周りに責任転嫁する人は仕事をやるうえでも信用されませんし、共に働きたいとは思われないでしょう。また「どうせ無理無理」と周りに大きな声で言い続ける人と一緒に働きたいと思う人も同じようにいないでしょう。

「ブス」にならない。美しく生きることはすなわち、共に働く仲間を互いに活性化させ長く続く舞台を日々回し続けるために必要不可欠なことであると私は思います。そして私自身、同じ社員として、人として美しくあれるよう「ブスの25カ条」の逆を実践するNCGの一員であるために日々向上心を持って取り組む社員であり続けたいとそう思います。

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