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まだまだ続く自己紹介(タイトル変えようかな)
前回 読んでくださってありがとうございます!
そして初めましての方もありがとうございます。
自己紹介も3回目を迎えました。何回で終わるのか不安で仕方ないです。(読者の方どうか飽きずに読んでくださりますように)
前回のあらすじは前回までを読んでみてください。
本題に入ります。
運命の歯車が動いた日。
ついにその日はやってきました。
電話をしまくり、あちこちデザイン画を持って行った日々についに終止符が。
その日がある意味大きな最初の分岐点だったのかもしれない。
それは忘れもしない夏の日のことだった、とか言いたいところだけどいつ電話していつ行ったのか何を着て行ったのかすら全然覚えていない。
そこは青山にあるメンズオンリーのデザイナーブランドで(今も変わらず大活躍なさっていてレディースも展開されています)ショップの裏にあるプレスルームに通されプレスの方が面接してくださいました。ものすっごく色の白くて綺麗な方なんだけど恐ろしくすっとぼけていて素敵な方だった。今何してらっしゃるんだろう・・・(懐古中)
デザイン画を観ていただいた後一言
「うちはデザイナーがいるのでデザイナーは募集していないんです。パタンナーなら募集しているんですが。」
そもそも何を見て電話をしていたかって雑誌の「ファッション通信」全ていわゆるデザイナーブランド。そりゃ立ち上げたデザイナーさんがいるんです。松下電気に松下幸之助がいるように、ブリジストンに石橋さんがいるように。
「パタンナーでお願いします」
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不思議なもので今その時に戻ることができたら断っていたのだろうか、と考えるとやはり同じ道を選んだと思う。
今ならわかるからだ。
どの道も必要があって、起こることは必ず通る道として用意されているものだと。
なので迷っている人がいたら伝えたい。どちらを選んでも必ず辿り着きたいゴールにはちゃんと着ける。ゴールさえ見失わなければ。
そんな私は当時ゴールがうっすら霞がかっていたのでしょうね。無事(?)採用してくださり、そこから全く絵には関係ない生活が始めるのでした。
振り返るとパタンナーや縫製を経験することで生地や仕様といった服の作りが理解でき、そして何より現場でデザイナーさんが生み出す世界観、ブランドのもつ空気感を直接触れられたことが今の自分を形成する大きな土台になっていると思います。
けれど絵からは一歩離れました。
続く