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「高額療養費見直し」という観測気球

一旦見直しの方向へ、という報道の高額療養費見直しの扱い。

患者サイド→ふーっ、やれやれ
政府サイド→「国民の声を聞く政府」ですからっ!
保険会社→民間の保険の重要さがわかったでしょ!!

という三方良し(今のところ)

でもね。うちは昨年から区分(イ)に。ベージニオ先生だけの月だと上限に届きません。上限に届かない=多数回該当に該当しません。
相方の入っている協会けんぽから、月2万円以上かかった医療費については3ヶ月後に還付されるという制度があるとはいえ、そしてベージニオ先生は2年間限定とはいえ、今回のあれこれでいつまでこの制度が維持されるか。


たとえば区分(ウ)で毎月7万円医療費がかかるという方も高額療養費の恩恵に預かることはありません。

一方、義父は糖尿病で週3回透析に通っていました。
人工透析は定額制度で毎月1万円です。

高額療養費を見直すというのなら、収入、年令に応じた年間の医療費上限を定めるのがいいんじゃないかと思います。
それでなくても高額な税金、社会保険料を収めている人が重篤な病にかかると、更に重い医療費がのしかかってくるという、労働意欲をなくす呪いはやめてほしい。

毎年定期検診を義務化する。
軽度の風邪などは市販薬をつかう(セルフメディケーション制度のさらなる充実!)
3割負担、1割負担を1%くらいずつ上げる。

世間知らずのBBAが足りない頭で考えたことです。
ザルです。

自分ががんに罹患しなかったらここまで考えたかどうかは不明。
なので、今現在家族全員が健康という方が高額療養費問題にピンとこないのはよくわかります。
私も去年6月乳がんの告知を受けるその直前まで自分は「健康」だと信じて疑いませんでした。

不健康になってしまう日は突然やってくる。
その時高額療養費制度が改悪されていたら…。

医療保険、がん保険に入っているから大丈夫という方、保険を見直しましょうね。
古いタイプだと、放射線治療の給付金が出なかったり、25回照射しないと出なかったり、通院保障がなかったり。

いろんな思惑が見え隠れする中でも、一番アレ?と思ったのは首相がなんでわざわざ高額な薬を名指しで言及したのかってことです。
当然答弁を書いた人がいますよね。
あの発言の裏にあるものとは一体!!




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