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母の旅立ち

先ほど、母が息を引き取りました。
弟たちに見守られ、眠るように静かに旅立ったそうです。

3月に容態が急変してから約半年、点滴のみで繋いだ命でした。

晩年の母は、自分の両親と姉の姿を探し求めて施設の中を徘徊していたそうです。

やっと、その両親のもとに行けます。
今度こそ、ずっと離れずに一緒に暮らせます。
きっと、祖父母も迎えに来てくれていたことでしょう。

悲しいというよりも、よかったね、と声をかけたい。
もう苦しまなくていい。

家族葬でひっそりとやるから、今は治療に専念してほしい、と弟たち。

父には、わたしのことは「コロナにかかって帰れない」ということにしています。

次女は明日推しのライブがあるけれど、一緒に行くはずだった人たちの分のチケットを渡しに、友人に会いに行きました。

葬儀の日程は未定だけど、明日行けたとしても、とてもライブを楽しめる心境にはならないと。
ばぁば大好きっ子でした。

今は静かに受け止めていますが、母がいなくなったことを実感するのはもっとあとのことになるんでしょうね。




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