インド駐在帯同日記 引越し編
この記事は、インド駐在帯同する事になった私が、実際のインドについてを率直に綴ります。
未来の駐在員の方、またはその関係者の方々に読んでいただき、インドについての有力な参考記事になり得れば。
また、先輩駐在員やその帯同の方々からのアドバイスもあれば是非。
と思いながら記載します。
※あくまで個人的な感想です。
当時を振り返りつつ、こうすれば手際よく準備できると思う手順を記載する
引越し業者の選別
引越し代は夫の会社から支給されるものの、荷物の容量に上限が設けられていた。
船便の専有面積と、飛行機便の重さの制限を考慮しつつ荷物を整理するのは初体験なこともありかなり頭を使った。
会社の規定で複数社から相見積もりをとり、安いほうにしなければならなかったが、現地(グルグラム)に使者がある業者を選びたかったため、日通かクロネコヤマトに絞り、クロネコヤマトのほうが安かったのでそちらに依頼した。
が、船便が到着するのに75日ほどかかる(日通は60日ほどらしい)ので、
その点は十分に考慮してから判断すべきだと思う。
荷物整理
まず、家の中にあるものを大きく5つに分類する
①3日に1度は必ず使うもの
②2週間以内にないと困るもの
③居住先に持っていくものだが、そんなに急がなくてもいいもの
④捨てたくはないが、居住先に持っていくほどでもないもの
⑤捨てるもの
①3日に1度は必ず使うもの
スーツケースに入れるもの。
かつ、この荷物で2週間ほど生活できる内容にすべき。
そして、米は荷物として送ることができない。
(はっきり記載はしないが、5キロの米袋をスーツケースに4つ入れるとちょうどいいし、スーツケースの中身のチェックをされたことはない。)
このために我が家は至急大きいスーツケースと3つ購入して、
スーツケース 大4つ+中2つ で準備した。
エコノミークラスで追加料金がかからないのは、1人2つまでのスーツケースで、スーツケース1つあたりの重さは23.9キロまで。
24キロになった瞬間6000円かかるので、はみ出るのがわかっているのであれば+6000円の上限の32キロ未満ギリギリまで詰め込んだほうがいい。
※スーツケースのキャスターが耐えられれば。
(我が家は詰め込みすぎ(扱いが雑なのもある)て新品のスーツケースのタイヤが一つ破損して飛行機から出てきた)
▼①リスト
・最低限の調理用具(包丁・ザル・ボールハンドブレンダー・炊飯器・キッチンバサミ・ポリ袋・まな板シート など)
・炊飯器
・米
・変圧器・変圧プラグ
・子供のおもちゃ
・充電式の掃除機(お手伝いさんを雇わない場合)
・食料(味噌・醤油・米・お茶パック・ふりかけ等)
・薬(酔い止め・痛み止め・胃薬・解熱剤など)
・化粧水など
・歯ブラシ・歯磨き粉
・バスタオル
・キッチン布巾
・最低限の服
・隙間に日本製のティッシュ(ソフトパックのものがおすすめ)
・おしりふき(ウェットティッシュとして利用)
・ハンドクリーム
・ポリ袋
インドの包丁は、切れ味が最悪で、肉も日本のように衛生管理ができていない可能性が高いので、まな板は野菜と別のものを使いたくなる。
米に頼る気満々だったので、炊飯器と1500wまでの大きい変圧器は重いのを覚悟でスーツケースに入れた。
ほかのブログ等で、インドの掃除方法では掃除機は役に立たないと読んでいたが捨てるのが惜しく持って行って大正解。
十分役に立つ。
インドのティッシュはざらざらしているので、緩衝材代わりにティッシュを詰めるとほぼ重さもないので便利。
日本では一度も手荒れしたことなかったが、インドの強い食器用洗剤と硬水の水道水のせいなのか、手が荒れるのでハンドクリームがあると重宝する。
トイレットペーパーは日本のものを持って行ったが、インドの「ORIGAMI」というトイレットペーパーは比較的固くなく、そんなに高くもない(1ロール100円弱相当くらい)
②2週間以内にないと困るもの
飛行機便に入れるもの。
機器類は船便に入れるよう指示があったので、テレビやハンドブレンダーはやむを得なく船便に入れた。
(それがこんなに不便なことになるなどとは、この時はまだ思っていなかった)
調味料類は、インドに来てから最初の頃は何が安全なのかもわからないため、自然と日本食に逃げがちになる。
なので、普段よりも米や味噌の消費が激しい。
▼②リスト
・当面の服
・入浴剤(バスタブがある場合)
・75日耐えられるだけの食料
(味噌・醤油・お茶漬けの素・お茶パック・ふりかけ等)
・工具(ドライバー・六角レンチ)
・子供のおもちゃ(うちの場合ジャングルジム)
インドの水道水は臭い。
せっかくバスタブにお湯をはっても子供が「臭い」と言って嫌がったので、入浴剤があるといい
③居住先に持っていくものだが、そんなに急がなくてもいいもの
船便で送るもの。
そんなに急がなくてもいいと記載したが、クロネコの場合75日かかる。
待てな過ぎて、船便に入っているのを承知の上で、現地でハンドブレンダーを買ってしまったくらい待ち遠しい。
何ならすべて船便がよかったが仕方がない。
▼③リスト
・すぐに着なそうな服
(冬服等。インドの北のほうは冬は寒い)
・衣装ケース
・衣装棚
・カラーボックス
・テレビ
・DVD
・本
・ミシン
・モニター・キーボード・マウス
・ハンドブレンダー
・ホームベーカリー
・お菓子作り系用品
・調味料と粉のストック系
(インドには薄力粉がありません。 強力粉のようなものならあります。)
・屋内栽培グッズ
・シャンプーコンディショナーのストック
・基礎化粧品ストック
・加湿器
・空気清浄機
・子供のおもちゃ
・文房具(日本製が安くてクオリティ高い)
④捨てたくはないが、居住先に持っていけないもの
トランクルームか、実家行きのもの
▼④リスト
・キャンプグッズ
・非常食
(容量の上限で泣く泣く手放した)
・趣味のもの
(レジン液やシリコン液やグルーガン等)
・高いヒールの靴やサンダル
(インドは砂埃がすごい)
・インドでは出番が無さそうな服
⑤捨てるもの
本当は捨てたくないものも多かった。
家は分譲マンションを売った。
※インド赴任完了後他の国に行く可能性があるのと、当時マンションの価格が高騰していた為
▼⑤リスト
・ダイニングテーブル
・ダイニングチェア
・ソファー
・ラグ
・コーヒーメーカー
・圧力なべ
・本棚
・ベビーカー
・服
・靴
・冷蔵庫
・洗濯機
・スプレー類全て
・観葉植物
他全て
手順
▼移動2ヶ月前
・引越し業者手配
・丸3日程考えて①〜⑤の分類を決める
・不用品業者手配
・粗大ゴミ予約
・⑤で売れそうなものはメルカリなどに出品
▼移動2週間前
・②③で持っていく調味料や日用品の買い足し
・電気ガス水道ネットNHK等の停止予約
▼移動6日前
・②③搬出
▼移動5日前
・不用品回収
▼移動4〜2日前
・④梱包と⑤処分と①パッキング開始
▼移動1日前
・退去前の掃除
・予備日
(絶対予備日は設定した方がいい)
◆結論
めっちゃ引越し難しい
インドへの引越しの梱包は、引越し業者が行うので、事前に梱包ができず、当時バタバタせざるを得ない。
また、我が家の場合、引越し容量の上限がよくわからなかったので
※我が社は上限があったので(110kg+●●㎡(詳細数値忘れた)までと言われてもピンとこない)
当日引越し業者の人に
「これまだ飛行機便乗ります?」
「あー。。ギリギリっすね」
「じゃあこれも」
「そろそろ厳しいので船で」
「船便あとどのくらい行けますか?」
「現時点でそこそこいっぱいだと。。。」
な会話が繰り返され、最後の方謎に遠慮して踏み台などは荷物に含めて欲しいと言い出せなかった。
(結果、上限をかなり下回って悔しい思いをした)
また、予想通りバタバタの最中荷物に入れ忘れたものがポロポロ出てくるので、実家への④発送は最後にすること。
さもなくば⑤行きになる。
そして最後に、船便の荷物が来るまでの時間は永遠に感じる。
船便の荷物の中にあるのでに新しく買うこともできないという不便さもかなりストレスになる。