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【妊活】不妊治療④2年間経験して感じたこと

これまでの不妊治療シリーズ🐣
-不妊治療①妊活を始めたタイミング
-不妊治療②クリニック、検査、手術
-不妊治療③人工授精、体外受精

今回はトータル約2年間続けて感じたことをまとめてみたいと思います。

毎回記載していますが、医学的知識を
元に書いているのではなく、あくまで
《体験談》になります。書いていることで誤記もあるかもしれません。全ての人が同じ想いや経験、治療をするわけでもありません。また読んでいただく時点では制度や治療内容も変わっていることもあるかもしれません。参考までに読んでください(*^^*)

不妊治療を通して経験したこと

①夫婦関係が鍵

不妊治療で喧嘩になる、価値観のすれ違いが起こるということはよく聞きます。治療も何回までするのか、など夫婦で話し合う機会も増えます。
そもそも、子供がそこまでして欲しいのかという話になることもあると思います。

たくさんの頻度を通院するのも、治療を受けるのもほぼ女性側です。(男性不妊の場合もありますが)

わたしも「なんでわたしばっかり頑張ってるんだろう😭」と思うことも多々ありました。

最初も喧嘩ばかりで、最悪なモードでした。
なので、極力診察や治療の経過を随時夫にも共有するように心がけました。
同じ志しを持っておくのは大事だなと思います。

旦那さん側のサポートがあると違うなと思いました。どうしても1人で頑張っている気持ちになりやすいですが、不妊治療は二人三脚❤️‍🩹

おかげで夫婦の絆は深まったなと思います。
治療中ことあるごとに「自分はゆかと結婚できて幸せだから、この先も2人でも全然いいと思ってる。ゆかがキツイなら治療も辞めていいから」

と言葉をかけてくれたことをいまでも忘れません。

②不妊治療といってもみんな同じ道を辿るわけではない


不妊治療では色々検査をしていきますが、
女性側の原因の場合でも内容や程度はさまざま、男性側に原因がある場合、そして何も原因がはっきりしないという場合などわたしもさまざまな方の体験談をブログなどで読みましたが、みんな同じではない。
ということも気づきました。

検査にしてもある人は激痛だった、
別の人はそこまででもなかった、など様々です。

自分の体をしっかりみること
夫婦で話し合うこと、
実際に診てくれる先生の話を聞くこと、
自分に合うやり方をしていくことが大切だと感じます。

ネットで調べすぎて不安になりすぎても
精神衛生上よくはありません💦とはいっても
わたしもめちゃくちゃ調べてましたね、、😅

③お金をかけて必ず上手くいくわけではない


これは本当に痛感しましたね。
お金をかけるからといってすぐ成功するのかも、必ず上手くいく保障はありません。だからこそ、どこまでするのか、どこまでお金をかけるのかすごく悩むところだなと感じます。

わたしも誰かに「いつまでだよ!」と教えて欲しいと何度も思いました。
そしたらそのときまでと思って頑張れるのに、、と。

それが誰も分からないから難しいな。と
とても感じました。


④仕事と不妊治療の両立


これもとても感じました。特に治療がステップアップするほど、両立に悩む人も多いです。でもお金がかかることをしているからこそ、仕事は辞めたくない、続けたい、そんな葛藤がありました。
両立は職場環境や人間関係でも大きく変わってくるように感じます。

わたしは少人数の会社に勤めていたので、アットホームな反面、たくさん抜けてしまうと誰かに負担がかかってしまうのでとても申し訳なく思っていました。

同じ女性でも不妊治療のことを経験したり、身近にいないとなかなか理解が難しいことも感じます(人にはよります)

仕事を通院で抜けることも1年限定、なら
まだ割り切れるけど終わりも分からない。
だから何年も抜け続ける可能性もあって、
クリニックへ行くストレス、職場へのストレスの板挟みでした。

わたしは最終的には2回目の体外受精が陰性だったタイミングで、妊活に専念するということで会社を退職する決心をしました。

その翌月、妊娠したので、ストレス?から
解放されたからなのか、理由はわかりませんが、
そのような流れになりました。

⑤メンタルケアが重要

不妊治療はとても精神的に辛く、ネガティブになりやすいです。同じ状況で話せる人や専門の人、機関を上手く活用することも大切だと感じました。だいぶ認知されてきていますが、まだまだ
本人自身も周囲に言いずらいところもあり自分で抱え込みがちです。

もっと不妊治療の内容についても多くの人にメディアなどを通じて知って欲しいな、ととても思います。

最近は卵子凍結も話題になりましたね!

悪意がなくても何気ない「子供はまだ?作らないの?」というような言葉に傷ついてしまうこともよくありました。


⑥年齢が常につきまとう、休みどきがわからない


妊活を考えると真っ先に「年齢」を気にする人が多いと思います。だからこそ急がないと!とか反対にまだ大丈夫だよね!と思ったりもします。

治療も長く続いていくと心や体に負担がかかります。その度に一旦休みましょう、とか治療やめたら自然妊娠したという話も聞いたりします。

ですが、刻一刻と歳だけは重ねていくから
一旦休むのは怖い、と思ってなかなか休めることができない人も多いです。

普段はあまり年齢を意識しませんが、妊活をするとどうしても年齢を意識する機会が多くそれはそれで辛いところでありました。


ただ、⑤とも重なりますがリフレッシュすることは本当に本当に大事だと感じますし、妊活、子どもだけが全てではないと人生を広く捉える視点を持つことが大事です。(難しいんですけどね💦)

目の前に一緒にいてくれる旦那さんがいること
いまの自分が健康だから治療ができている

当たり前にいてくれる存在や自分の心と体のことをありがたいなと感じることが少なくなっていたなと気づきましたし、

子供が来てくれるまでの時間を
辛い、キツイ、ばかりの感情を抱くのはもったいない!

と思って、旦那さんと旅行に行ったり
資格や気になる講座を受講したり
自分磨きや目の前の幸せを感じて楽しむことを大切にしていました☘️

⑦クリニック選び


クリニック選びも重要だと感じました。

わたし的には、

-家もしくは職場に近いまたはアクセスが良い
-タイミング法〜体外受精まで一つの施設でできるところ
-口コミや実績

あたりをチェックするといいかなと思います。

特に②は感じました。普通の婦人科に行くと
タイミング法だけとか、より詳しい検査まではできないという施設もあるので、同じところでできると転院の手間もないのかなと思います。

不妊治療での目線で診察してもらえて良かったこともたくさんありました。

婦人科と違って培養士さんだったりの
先生以外の人と話す機会や卵のグレードの話
など聞くことがあり、いろんなスタッフの方が連携して治療が成り立っているんだなと、とても感謝の気持ちでいっぱいになりました。

⑧不妊治療は恥ずかしいことではない

これは声を大にしていいたいです!
子供を望む、それは本当に素敵なことです。

むしろこれからもっと不妊治療を経験する人が増えてくるのではないかと思います。

「昔は〜」「みんなは〜」に振り回されないように
日頃みるSNSやニュースも気をつけておくのも心を守る1つだと思います😌

⑨妊活ビジネス商品、グッズ、サービスとは上手くつきあう

不妊治療をしていると、特に長年続けていると
藁にもすがる想いになることもあります。

わたしも情報収集のためにネットやSNSを調べるとたくさんの妊活グッズやサプリなども目にしました。また「これをしないと妊娠しない」というようなドキッとする投稿も目にしました。

もちろん良い物やあなたをサポートしてくれるものもあると思います。大切なのはあれもこれもと必死にお金を注ぎ込むのではなく、
一歩引いてみて、わたしの状態でこれは必要かな?と考えて判断すると良いかなと思います。

結構、高額なものもありますので💦

ドクターや専門家に相談するのもありだと思います。

誰かの成功法があなたの妊活の成功に繋がるかはわかりません。


こんな感じで不妊治療を通してたくさんの
経験や気づき、学びがありました。


不妊治療していなかった分のお金が
貯金できたのに、、とか痛い検査や通院を
しなくてすぐに授かれた人を羨ましいと思うこともたくさん、たくさんありました。


でも、たくさんの感情を味わった分、
誰かの痛みに寄り添うことができる。
いろんな経験ができることは幸せなこと。

自分の場合は妊活でたくさん向き合いましたが、
その一方で妊活で悩まなかった他の人は
別のことで悩んでいるかもしれない

そんな風に捉えることもできるようになりました。


妊活が上手くいかない=不幸なことでは消してありません

一生の人生なんだから何も起こらないよりは
さまざま経験した方が充実したものになる

と思っています。


実際に不妊治療を通して繋がったご縁もあります。


一見、大変なこと、辛いこと、に見える出来事の中に光💡がある。


だから記憶が薄れないうちに、等身大の気持ちや想いをまとめてみたくなったのもここに書いた理由です。


不妊治療についてはこれで終わります😊

また次回からは別のテーマで書きます💕

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