ホームレス確定と泣いていた20年前の私を救いにく
ホームレスになるに違いない…！
20年前の今頃、
私は人生が本気で終わったと思っていた。
今は「大学入学共通テスト（共通テスト）」といっているけど
20年前は「センター試験」と呼ばれていて
国公立の大学を志望していた私ももれなく受験した。
ちなみに大学入学共通テスト（旧センター試験）とは
大学入学を目指す高校生などを対象に、
主に高校までの基礎的な学習の到達度を判定するため、
毎年１月中旬に行われる日本最大規模の大学入学試験である。
センター試験までは良かったのだけど、
絶望したのはその翌日。
自己採点のターンだ。
何点だったのかは覚えてないけど
人生終わったと思うくらいだから
恐らく想定していたよりずっと悪かったんだろう。
あぁ、もう志望校へは行けないな。
大学生になれるかも怪しい。
友達とも離れ離れだし、
彼氏とも別れるんだろうな
今更就職なんてできないし
みんなが次々と進学していく中、
家から追い出されて
ホームレスになるんだろうな。。。
と、3日間ご飯が何も食べられなかった。
一応言っておくけれど、
彼氏は別れると言ってないし
そんなにハードな家庭環境じゃない。
センター試験が終わっただけで
私立の試験は残っているし、
平均点だって確認してない。
（みんな悪かったかもしれない）
恐るべし視野の狭さ。
妄想で苦しんでいるのだ。
だけど、その時は本気でそう思っていた。
99%は幻
当たり前だけど、
私の人生は終わってはいない。
ホームレスになるどころか、
その後地元の私立大学に進学し
その大学で旦那さんと出会って結婚して、
お気に入りの家に住んでいる。
センター試験に失敗して
ホームレスになって野垂れ⚪︎ぬなんて
私の人生にはなかったのだ。
ほんと！考えすぎだよ！
ところが恐ろしいことに
これはセンター試験だけではなく
この人生で何度も繰り返している。
心配性✖️妄想癖のコラボは最強で
ある時は彼氏の浮気でもう一生恋愛できないかも
ある時は仕事でミスをしてクビになるかも
ある時は子育てが下手で子どもがグレるかも
と、本気で心配している。
ノートを書いていると、
余計にわかる。
それは「事実」ではなく
起こってほしくない「妄想」「幻」ということが。
その証拠に
1年前に毎日頭を悩ませていたことでも
1年後はもう解決するor忘れていて
また新しい何かに悩んでいたりする。
でもそれは無駄なんかじゃなくて。
その時その時に必要なこと。
問題はだからどうしたいのか？だ。
妄想に時間を使うの？
もし、あの時の私に会いに行けたら、
私はノートとペンを差し出すと思う。
その頭の中を書いてみ！と言って
全部を書かせて
「それって本当にそう思う？」
「本当にホームレスになりたいの？」
と聞くだろう。
センター試験で〇〇点を取った
という事実は変えられないけど、
そこからどうしていくのかは、
全部自分で選べるのだから。
一生湧き出てくる幻と戦って
ぐるぐる苦しんでいる場合ではない。
怖いな、嫌だな
と感じていることから、
【わたしはこうがいいな】を拾い上げるんだ。
でもそれは、
今からでも遅くない。
だから私は、
この仕事をしているのかもしれない。
あの頃、センター試験で絶望した私へ。
大丈夫。
あなたが望んだ通り、
わたしの人生はとっても豊かだよ。