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ジェーン・スーが聞く「音楽と私」 宇多田ヒカルさんインタビュー その2

こんにちは。自己満足な毎日をすごしたいです。


今回は、先日発売されたVOGUE JAPAN 7月号に掲載されている宇多田ヒカルさんのインタビュー紹介のその2です。


その1はこちら👇


【In My Mode 宇多田ヒカルが語る、「今の私」に至るまで】

「コーチェラ・フェスティバル」参加の数日後に、宇多田さん自らが対談相手に指名したジェーン・スーさんとのロングインタビューです。

<“人間活動”期間で手にした「暮らし」の基盤>

スー:イギリスに移住して10年。暮らしはどう?

宇多田:「暮らし」がある。日本の生活では、私の存在の仕方には「暮らし」というものがなかった。独立した人間という見られ方をしていたかもしれないけれど、誰かに飼われたペットみたいな感じで。

人目を気にしながらだと、本当の行動に感じないというか、行動することの本質にある部分がすっ飛ばされちゃう。今を生きて、今の瞬間にいようとしても、誰かに気づかれたらこうなるとか思いながら行動していると、何のために何をしてるかわからなくなってしまう。自分で何もできないまま、仕事し始めた15歳の状態のままおばあちゃんになっていくのを想像したらすごく怖くなって。そういう部分の成長が必要だと思い、“普通の暮らし”をロンドンで始めた。全部自分でやって、ちゃんと自分の力で生きているという実感を初めて持った。


スー:「暮らし」をやってみたらなかなか良いものだった?

宇多田:良いものというか、自分に自信を持つためには絶対に必要なことだった。ほかの人たちが当たり前にやっている社会の基盤のような暮らしや、世界がどういう仕組みで動いているのかがわからない。何がわからないのかがわからなくて不安だった。歌詞が抽象的なこと、哲学的なことばかりになったり、周りが見えてない人っぽい内容になりそうなのも怖かった。


スー:「BADモード」について、海外のインタビューでは「ベッドルーム・ポップに立ち返る」と答えていた。

宇多田:新しいスタートラインに立った気がしたのかな。同じことをやりたくないから、いつも移り変わっていくんだけど、今回はすごく自由を感じた。


スー:「Fantôme」「初恋」「BADモード」で三部作のように感じた。「Fantôme」で母への、「初恋」で息子への愛を歌い、ようやくご自分の番が回ってきたのかなと。

宇多田:そうですね(笑)ドラァグレースの決め台詞が「自分のことさえ愛せなかったら、一体どうやって人を愛せるの?」。よく聞くフレーズではあるけれど、愛される感覚や、愛する感覚自体がはっきりわからない状態だと、どこから始めればいいかわからない。自分を愛するってどうしたらいいの?って。


宇多田:人生の中で、誰にとっても大きな出来事である親の死と、子どもができて自分が親になるという二つが割と近くに起きて。親を亡くして初めて、ここから大人になるしかないんだという感覚があった。母のことをすごく考える時期にも、愛について学ぶことがいろいろあって。それが楽曲制作を通してはっきりしていくこともあった。


スー:愛と向き合って、その正体はつかめた?

宇多田:子どもができても、愛というものがやっぱりわからなかった。「痛み」とごっちゃになってて。「BADモード」を作っている時期にもそれを考えていて、「そうか、私は対象に愛されている感覚を与えたいんだ」って気づいた。私が子どもに「愛されている」と感じてほしいからしていることを、自分にもしてあげればいいって気づいて。愛する相手にこうなってほしいという気持ちを、自分に適用すればいいという大きな気づきがあった。


スー:愛と痛みの関係性について教えて。

宇多田:「痛み」=“pain”。愛することも愛されることも辛いこと、恐ろしいこと、と覚えてしまって、「愛」と「痛み」が私の中でセットになっちゃってた。二つを混同して、辛い思いをさせられる相手を愛の対象だと思っちゃったり。それで、どちらも感じないように抑え込んでたんだって気づいてから、「愛」と「痛み」を別々のものとして認識することに意識的に取り組んでいる。



コーチェラの話からロンドンでの生活、「愛」についてとどんどん深くなっていくインタビュー✨

これは読み応えがある🤩


日本では、有名な方のプライベートってプライベートとは言い難い状況になりやすいんだろうな🤔

そんなところに15歳で飛び込んだわけだから、なかなかいわゆるふつーの女子高生から20代前半に経験したり学んだりすることを学べずにきたのかもしれないですね💦

宇多田さんの活動休止中は正直に言うと寂しかったけれど、今の楽曲があるのはあの休止期間があったからだと思うし、宇多田さんご自身にとっても大きな期間だったんだろうな❤️


「自分のことさえ愛せなかったら、一体どうやって人を愛せるの?」

活動休止に入る前のライブWild Lifeで「自分のことを大事にできなきゃ周りの人を大事にできない」みたいなことを宇多田さんが言ってたのを思い出した☝️ 昔から同じテーマと向き合っていたんだね😊


私が子どもに「愛されている」と感じてほしいからしていることを、自分にもしてあげればいいって気づいて。

この考え方は自分の中にはなかったなぁ🤔 まあ、子どもがいないこともあるんだろうけど😓

自分は、自分が求めていることは何?本当にやりたいことは?というように自問してみるようにしているかな🤔


「愛」と「痛み」についても、育った環境だったり経験だったりによって認識って異なるんだね😂


と、自分の感想も簡単に書いたところで、今回は終わりたいと思います👍

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇


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