子どもの性格は親からの遺伝?変えることはできるの?
子どもの性格は親譲りなの?
「蛙の子は蛙」…なんて言葉があるように、子どもの性格は、やはり親に似てしまうのでしょうか?
私が短気な性格だから、息子も短気なのかな?などと、自分を責めてしまうママもいるかもしれませんね。
たしかに、人の性格は、持って生まれた“気質”と大きく関わりがあると言われています。
ママが神経質だと、子どもも神経質になる可能性があるということです。
ただし、もちろん性格は、それだけではありません。
日々過ごしていくなかで、出会った人や周囲の環境から変化していくものです。
特に幼児期の子どもの場合、赤ちゃんの頃からママと過ごす時間が長いですから、どうしてもママの言動が似てしまいます。
しかし、だからといって、大人になるまでずっとママの性格そのまま…というわけではありません。
学校で出会った友達や、先生、職場の環境や同僚など様々な「生活環境」から、どんどん性格や考え方が変わっていきますから、決して親の遺伝100%…というわけではないんですよ。
子どもの性格が気になる場合は?
子どもの性格が、引っ込み思案とか、飽きっぽいとか、親が見ていて気になることがあるという場合は、どうしたらいいのでしょうか?
「そういうのは止めなさい」と怒っても、クセづいた思考や習慣というのは、そう変えられるものではありませんよね。
むしろ反発して逆効果…ということもあるかもしれません。
じゃぁ、どうしたらわが子の短所を長所に変えていけるのか?というと、それは、ママやパパが、より良い方向へ導いてあげるために、環境を整えてあげればいいのです。
たとえば、引っ込み思案で人見知りが激しい子ども場合。
家庭でママと過ごす時間だけでなく、公園や児童センター、母子教室などに積極的に出向いて、「友達といると楽しい!」と子ども自身が思えるような環境を与えてあげることが大切です。
それには、ママ自身も「楽しい!」という態度を見せなければなりません。
子どもはママの顔色をじっとうかがっています。
ママが楽しそうに笑っていれば、「大丈夫なんだ。安心していいんだ。」と思えますし、「楽しそうだから一緒に遊んでみよう」とも思えるようになるのです。
もしママが人見知りなタイプだったとしたら、ちょっぴり勇気を出して、外の世界に繰り出していきましょう。
もしかしたら、親子ともに新たな出会いがあって、心から楽しいと思えることがあるかもしれませんよ。
子どもの性格は変えられる!
持って生まれた気質はあるものの、子どもの性格は、育つ環境や人間関係でも大きく変化するもの。
悪いところが似ちゃってごめんね…なんて悲観することは全然ありません。
とはいえ、わが子だからこそ気になることはあるはず!
そんなときは、無理に直すのではなく、それもまた「個性」と捉えて、受け入れてあげることも必要かもしれません。
良い意味でも悪い意味でも「私たち夫婦の子」。生まれつき何でもできる100点満点の人間なんて存在しませんから、これからの子どもの成長を温かく見守ってあげましょう。