子どもにおもちゃを与えすぎるのはダメ?NGな4つの理由とは?
子どもにおもちゃ与えすぎるのはダメ?
子どもが成長するにつれ、どんどん増えていくおもちゃ。
最近は、1人っ子家庭も増えているので、ママやパパだけでなくおじいちゃんおばあちゃんや親せきなど多くの人がその子1人におもちゃや絵本、洋服などを買い与えてしまいがちですよね。
いつのまにかおもちゃ箱から溢れ出すくらいになっているというご家庭も多いのではないでしょうか?
喜ぶ顔が見たいからと、つい子どもにおもちゃを買い与えてしまう…。
そんなときは要注意!
子どもにおもちゃを与えすぎると、物を大事にできなくなったり、整理整頓しにくくなったりするだけではありません。
ほかにも、注意力が散漫になるなど子どもの成長の妨げになってしまうことがあるんです。
そこで今回は、なぜ子どもにおもちゃを与えすぎてはいけないのか、その理由を詳しくご紹介します。
おもちゃを増やしたくない方は、こちらのサイトも参考になりますよ。効率よくおもちゃを入手する方法や類似品、手作りおもちゃのレビューもあります。
なぜ子どもにおもちゃを与えすぎてはダメなの?
先述したとおり、子どもにおもちゃを与えすぎると下記のような様々な弊害が起こります。
決しておもちゃで遊ぶことが悪いわけではありませんが、「欲しい」と子どもにせがまれるがままに買い与えすぎることは控えるようにしたいですね。
理由①おもちゃを大切にしなくなる
おもちゃを頻繁に買い与えてしまうと、いつでもおもちゃを買ってもらえる…と子どもが認識してしまうので、1つ1つのおもちゃを大切にしなくなる傾向があります。
ちょっと壊れても、失くしても「またすぐ買ってもらえるんだ」と思うからです。
まだ小さな子どもの場合、おこずかいをあげている家庭は少ないため、「お金の大切さ」や「物の大切さ」ということが伝わりにくいかもしれませんが、おもちゃはママやパパが一生懸命に働いたお金で買っているということを少しずつでも教えていく必要があるでしょう。
おもちゃだけでなく、絵本や洋服も同じですが、物事へ対する愛情を持つことを教えるのも、1つの学びと言えますね。
理由②物の管理ができなくなる
おもちゃをたくさん買いすぎてしまうと、おもちゃ箱に収まりきれないほど増えてしまうことがありますよね。
わが家の場合は、おもちゃ…というよりも、お子様セットの景品などこまごまとしたものが増えすぎてしまい、収納に悩んだことがありました。
子どもには、成長するにつれ、自分のものを自分で管理させるよう“しつけ”する家庭も多いですよね。
たくさんおもちゃがあると、おもちゃ箱にうまく整理整頓ができず、「お片付け」が嫌いになる子も出てくるでしょう。
整理整頓ができないということは、おもちゃを失くしてしまいやすいということ。
子どもに自分で物の管理をさせるためにも、あまり買い与えすぎず、スッキリ収納できるような環境を作ってあげることが大切です。
理由③注意力が散漫になる
おもちゃを与えすぎると、子どもの注意力が散漫になり、集中力を養うことができないとも言われています。
お部屋中に散乱したおもちゃが気になって、食事に集中できなかったり…。
1つのおもちゃで遊んでいたのに、他のおもちゃも気になり出して次々とおもちゃを広げてしまったり…。
幼児期の子どもにありがちな行動ですよね。
色々な種類のおもちゃを組み合わせて遊ぶということも、もちろん創造力を豊かにするうえで大切なことではありますが、アレコレ出しすぎて、結局考えがまとまらなくなってしまうようでは意味がありませんね。
このような意味でも、おもちゃを子どもに与えすぎるというのは、あまり良いことではないかもしれません。
理由④想像力発達の邪魔になる
子どもにとってのおもちゃや絵本というのは、想像力や創造力の発達のサポートをする役割があります。
しかしそんなおもちゃも、与えすぎてしまうと逆に想像力や創造力の発達の機会を奪ってしまうことがあるのです。
たとえば、子どもが「お店屋さんごっこ」をしようとしたとき。
レジや売り物の商品など、様々なアイテムを揃えなければなりませんが、その遊びに必要なおもちゃがなかった場合、どうすると思いますか?
そう、子どもは自分で作ったり、他のおもちゃを代用品として「見立て遊び」をしたりするんです。
そこには、子どもなりのイマジネーションが働いています。
ところが、何でもおもちゃが揃っていたら、当然、買い与えられたおもちゃを使ってしまうので、何かを作るなど工夫をしなくなりますよね。
すると、考える力を伸ばすチャンスが失われてしまうのです。
幼児期の発想というのは、非常に自由で柔軟です。
おもちゃだけでなく、想像力を伸ばすチャンスも与えてあげましょう。
子どもにおもちゃの大切さを伝えよう
1人の子どもに対して、いくつものお財布が存在するような1人っ子家庭の場合、ママやパパが気を付けていたとしても、おもちゃが溢れかえってしまうこともあると思います。
そんな時は、おもちゃを少しずつ小出しにすることもおすすめです。
幼稚園の運動会で頑張ったご褒美に…
嫌いな野菜を克服できたご褒美に…
など、クリスマスや誕生日以外でも、子どもの頑張りを褒めてあげる際に与えてみるといいでしょう。
ご褒美制度は賛否両論あるとは思いますが、いつでもどんな時でもおもちゃを買ってもらえる…と思われてしまうよりはメリットの方が大きいもの。
新しいおもちゃとの出会いは、特別な日に取っておくようにし、1つのおもちゃを大切に長く使ってもらうよう教えてあげてくださいね。