聖路加での無痛分娩出産レポ 超安産だけど辛かった(37週) ご機嫌なマタニティライフ🤰#36
先日、37週6日、聖路加国際病院で第一子を出産しました。
産まれてきた感想を先にnoteに記載していたのですが出産についても振り返ってみたいと思います。
入院2日前におしるしが
入院2日前(36w3d)には茶色いおしるしが、入院前日(36w4d)には赤いおしるしがきていました。
36w4dは赤いおしるしも来ていたので、もともとは旦那さんと横浜に行く予定だったのですが、お産を進めたかったので近所をお散歩するコースに変更しました。
この辺りでは、夜明けに軽い陣痛がくるのと、歩いているとたまに陣痛がきて、よちよち歩きになる、という症状がありましたがそれ以外は元気。
出産前にやりたかった「家を整える」で唯一叶っていなかった、ダイニングテーブルを選ぶ、を入院1日前に行いました。
今思うとこの入院1日前のお散歩&ダイニングテーブル探しはすごく楽しかったです。
お天気にも恵まれて、ランチをして、カフェで豆乳ラテを飲み、ダイニングテーブルを選んで、帰りにパンを買って。
心残りだったダイニングテーブルも決めることが出来て気持ちも緩んだのか、その夜陣痛がくることになります。
いよいよ入院
36w4dの夜中、陣痛カウントアプリで数えると4-6分間隔で陣痛が。
病院に連絡すると来てくださいとのことだったので陣痛タクシーを呼んで旦那さんを起こし、病院に向かいました。
この時はお腹は痛いものの、入院グッズを玄関に運んだり着替えたりは問題なくできる痛み。
後から聞くと旦那さんは「一旦病院には行くけど、また自宅に帰ってくるんだろうなぁ」と思っていたそうです。
私自身も、まだそこまでの痛みじゃないという気持ちと、とはいえ赤いおしるし来てるしなという気持ちで半信半疑でした。
陣痛が遠のく
入院後、旦那さんは一時帰宅。
私はベッドでNSTをつけて様子を見てもらってましたが、明け方入院時に比べて陣痛の感覚が遠のいてしまいました。
退院する可能性もあると言われたものの、このままお産を進めたいと伝え、助産師さんの協力なサポートのもと病院内で運動をはじめました。
バランスボール+マッサージ 40分
ブルガリアンスクワット歩き 5往復
入浴
こちらを午前中に行うと、10-5分間隔で陣痛が来るように。
それにしても、聖路加の助産師さんが付きっきりで陣痛促進の運動をサポートしてくれて、不明な点も色々教えてくれて感謝しかありません。
子宮口5cmまで促進する
午前中の運動に加え、午後もご飯を食べたりバランスボールをする中でなんとか子宮口は3cmに。
ここで麻酔を入れることも可能でしたが、その後のお産の進みを楽にするためにも5cmくらいまで頑張ることにしました。
旦那さんや助産師さんと運動しながら談笑、痛みがきて耐える、また談笑を午後はずっと繰り返しました。
痛みも弱い痛みの時と、強い痛みの時があり、強い痛みが5分間隔できたら麻酔の入れ時と思い、痛みがくるのを待ってました。
やっと子宮口が5cmに
17時くらいまでスクワットをしたりしてましたが、強い痛みが定期的にくるところまで来ず…
ずっと動き続けていて疲れたのでベッドで休憩をとることにしました。
この緩急が良かったのか、5分間隔で強い陣痛がくるようになり、子宮口も5cmまでひらいたので麻酔を入れてもらうことにしました。
ここまで13時間。
子宮口5cmで相当痛いのだから、普通分娩の人の痛みは想像を絶します。
ここまでは意識もちゃんとあるのですが、麻酔の処置については、陣痛も苦しく、麻酔も怖いで虚ろな記憶しかありませんでした。
麻酔処置 出産の辛さピーク
陣痛の痛みに苦しんでいると、麻酔科医の先生がやってきて処置をしてくれます。
おそらく私が処置されたのは硬膜外麻酔だと思うのですが、
海老のように丸く寝かされる
背中に針を刺される
鈍い痛い感触
はあったのですが、本当に辛くて記憶があまりありません。
途中、痙攣したような記憶もあり
「痛い…」
と訴えて
「どちらが痛いですか?」
と聞かれたものの左右を判断する余裕もなく
「下!」
と答えた記憶があります。
それまでは、普段通りの会話を保てていたのですが、この時ばかりはそれどころじゃありませんでした。
麻酔処置について私はすごく怖かったし痛かったのですが、他の人からそういう話はきかないので、陣痛のピークと被ってしまったことが原因かもしれません。
麻酔の怖さに耐えていると、いつのまにか酸素マスクをつけられて四つん這いになれますか?と聞かれました。
意識朦朧としながら四つん這いになると、横から
「産婦人科の○○です。耳だけ聞いてください。赤ちゃんの心拍が安定しないので酸素マスクをつけたのとこの姿勢でしばらく頑張ってください。」
と説明がありました。
返事をする余裕はないのでそのまま四つん這いになっていると、しばらくして元の体制に戻されました。
そんなことをしてる間に麻酔が効き始め、ぐったりしていると外出を命じられていた旦那さんが戻ってくるのでした。
この時点で37w6d 19時半過ぎです。
麻酔の素晴らしさ!子宮口が全開に
麻酔処置でぐったりしたものの、痛みは引いてきたのとまだ子宮口が開くのに時間がかかるため旦那さんは20時過ぎに一時帰宅。
私もうとうとしながら、痛みに耐えます。
途中、痛みが強くなり麻酔を追加してもらったり、助産師さんがお尻をにぎりこぶしで押してくれていましたが(ありがたすぎる!)この辺りもほとんど記憶がありません。
じんわりくる痛みを押し殺すように寝ている時間が翌朝2時くらいまで続きました。
ただ、2時頃に子宮口をチェックしてもらうと、なんと全開に!
昼間1-2cm開くのにかなり苦労したことを考えると、寝てる間に全開になってた印象。麻酔はすごいです。
助産師さんのほぼワンオペ出産処置に感動
子宮口は全開になったものの赤ちゃんが降りてこないので、医師の判断で子宮収縮のお薬を入れて促進することになりました。
万が一に備えて帝王切開の同意書にもサインします。
昨日の17時以降は、麻酔対応や子宮口のチェックまで同じ助産師さんが対応してれて。
ちょっとクールだけどテキパキとした対応に安心感がありましたが、ここからの彼女がすごかった!
あと3-5回いきんだら産まれるところまで、ワンオペで処置を進めていきます。
私へのいきみ指導、促進剤の投与、出産の機材の準備などを手際よく1人で進めていて。
麻酔がきいているので陣痛がくるタイミング以外冷静な私は、これ1人でやる業務量じゃないよなぁ…なんて思いながらいきんでました。
そして、医師や小児科のスタッフを呼んでいよいよ出産の時!
医師が入ってくる瞬間にライトに頭をぶつけて「いってぇ」と言ったのが地味に面白かったです。
バースプランに「お産の状況を知らせてほしい」と記載しておいたので、
30分前には「5時代には産まれますよ」と教えてくれましたし
あと少しというタイミングでは「あと2-3回いきむと産まれると思います」
と教えてもらうことで、ゴールまで頑張れました。
「あとちょっとだけいきんで!」と言われ、いきんだ瞬間に
どぅるん
という感触があり赤ちゃんが産まれました。
ああ…やっと産まれた。
すごい泣いてる。元気そうで良かった。
出産直後はそんな感想を持ちました。
その後はカンガルーケアをさせてもらったり、旦那さんと3人で写真を撮ったりして過ごしました。
出産の感想
私の中でピークで辛かったのは麻酔を入れるタイミング。
その後はほぼ辛くなかったです。
28時間ほどかかりましたが、超安産だったと思います。
ただ、生きてきた中で一番痛みとしては辛かった…
無痛分娩でこの辛さなんだから、普通分娩の痛みは想像を絶します。
後日談
無痛分娩で良かったのは産後の回復が早いところ。産後2日には普通に歩けました。
子宮が戻っているのか、たまに子宮がぐぅーっとつかまれるような痛みはありましたが痛み止めを飲むことで辛くありませんでした。
私が辛かったのは足のむくみ。
退院後にはすっかり治りましたが、足首や足の甲のむくみがつらくて…
お薬は出してもらえなかったので足湯のバケツをお借りして凌いでましたがこれが産後の体調で一番辛かったです。
妊娠7-8ヶ月にスイミングしていたからか、会陰切開もなく傷の痛みもありませんでした。
出産当日は母子別室で過ごし、翌日から母子同室が始まるので泥のように眠りました。
妊娠してから不眠が続いていたので貴重な1日でした。
私の第一子出産レポートはこんな感じです。
第二子のチャンスがあれば、また絶対に無痛分娩にしたいと思います!
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