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夏の風物詩1

風呂上がりに、足拭きマットの隣に黒いものが落ちている。さっきまで子が昆虫のお世話をしていたので、昆虫マットがこぼれたのかと思ってよく見ると頭が赤い。ほたるの成虫じゃん。いつの間に成虫になった?

先月のこと、ゲンジボタルもヒメボタルも見たし、あとはヘイケボタルが見たいと子がいうので、行ける範囲で絶対見れそうなところを探した。

大曲己爾乃神社裏のヘイケボタル


タイトル写真もこれも3秒露光。何匹かいるのはわかる。

おまがり(大曲)ボタルを守る会の山本光男先生が、この辺りにわずかに残っていたヘイケボタルを保護して、増やす活動をはじめられたそうだ。当日いらっしゃった他のお二人は、小学校の先生だった頃の教え子だということだった。ずいぶん大人になってからも、一緒に活動する仲間になるって、すごい。

ホタルを育てているところも見せてもらった

左上:成虫も幼虫も光る。右上:幼虫たち。左下:ホタルは土繭を作る。穴の空いた丸い球は成虫が抜け出た跡。左下:幼虫が上陸して繭を作れるようになっている飼育ケース

ちょうどゲリラ的な雨が降ってきたこともあり、じっくり観察している子に、「昆虫を飼うとか、興味ある?」と先生が聞いてくださった。「ある!」と即答できない年頃の子。しかしついていく。「失敗してもいいから、やってごらん。できても、できなくても、また来年教えにきてくれたらうれしい」そんなふうに言ってくださった。

そんなわけで、およそ30匹の終齢幼虫をスポイトで吸い取って、いただいて帰宅。

幼虫を飼うのは楽しい。しかし、上陸装置は?どうする?
それはまた今度。


ヘイケボタル成虫

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