【後編】シンガーソングライターyu-kaさんおかえりlive♪を振り返って
この記事は、ライターである和泉敏之(とし)さんによる寄稿です。
(編:yu-ka)
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さて今回の記事では、「神戸deおかえり!応援live♪」第3部で実施された『応援ソング列車』についてお送りしたいと思います。約10分間のステージ。しかし、これは長年yu-kaさんが温めてきたもので、2024年2月25日はその夢の一歩が叶った瞬間だったのです。
今回は企画の実施に至るまでの背景、実際に企画をしてみての感想、それらを通じて今後抱いている展望について語りたいと思います。
(1) 企画の背景
(2) 応援ソング列車
(3) 今後の展望
(1) 企画の背景
この「応援ソング列車」は、ネーミングこそ思いついていなかったものの、yu-kaさんが「応援ソングライター」としてデビューされた2018年から、実に6年間彼女が温めてきた企画なのです。
彼女の起業をサポートしていたコーチにも、当時からこの夢を話していたと言います。
yu-kaさんは、何かに挑戦している方や、起業家の方、学校・企業の周年記念、ご結婚へのお祝いを込めた曲など、これまでの音楽活動を通じて、実に80曲ほどの応援ソングを手がけてきました。
ただ歌を届けるだけでも歌を作ってもらった本人は嬉しいと思うのですが、それだけでは彼女は満足してませんでした。
熱のこもった応援を、舞台上からの景色を通じて届けたい……
応援ソング列車とは、そういう彼女の気持ちが現れている企画だったのです。
80曲というかなりの数の曲ですから、その人たちが集まればもう一つの学校ができるのではないか、それくらいyu-kaさんの応援を受けた人は多いのです。開演前にも、おかえりlive♪にお越しになるお客様の歴代応援ソングムービーを上映されたそうです。
(2) 応援ソング列車
もともと、今回のおかえりlive♪はシンガーソングライターとしてのオリジナルソングが中心で、既に盛りだくさんな構成でした。
しかし「この節目のライブで、応援ソングを入れることをやっぱり諦めたくない」という心の声が。500人ホールの舞台上に一緒に立ってくださる方を募集してご協力くださったのが、乗車された9名の皆さんでした。
また、神奈川県からライブにお越しくださる予定であった、鉄道ライバーのくろちゃんこと黒澤浩史さんに、応援ソング列車を走らせてもらいたい!とピンと来て、思い切ってお声がけされたそうです。
では実際におかえりlive♪でその夢が叶った時、彼女はどのような気持ちだったのでしょうか。まず「この瞬間こそが見たかった瞬間だ」と、その景色に感激したようです。特に応援ソング第1号を届けた方が同じステージに立っているということに対して涙ぐんでいたそうです。
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彼女にとっては応援ソングを届けた方々は本当に特別な存在なのでしょう。そしてその方々こそが 自分を「応援ソングライター」にしてくれた恩師であると実感したそうです。人は人によって人になる、人生みな教師などと言いますが、応援し、応援されるこの関係性が温かいですよね。
(舞台に立たれた善ちゃん応援ソング『僕の生きる道』。まさに「皆が僕の師匠」という歌詞が。)
このような気持ちの彼女だからこそ次々に依頼が来るのでしょう。実際に今の段階でも、応援ソングを聴いて「自分も応援ソングをつくってもらいたい」とお声がけが多数あり、ヒアリングや作曲に取り組まれている毎日だそうです。
そしてライブ当日は応援ソングを届けた皆さんが交流をはかってくださり、列車のチャーミングなジェスチャーで一緒に盛り上がってくれて、本当に嬉しかったということです。
またまた、ステージの後ろには歌詞が映し出され、観客の方々始め皆さんが注目してくれて暖かい気持ちになったそうです。応援ソングですから歌詞にもその人の人生が映し出されているのです。「歌詞を通じて〇〇さんの想いに共感した」というご感想もあったそう。
こうして応援ソング列車は繋がりを生み出し、
観客の皆さんも盛り上がり、舞台に立たれた皆さんも盛り上がり、何よりyu-kaさん本人が夢がかなって満足のいく瞬間だったので、大成功でした!
(3) 今後の展望
では今回の応援ソング列車をきっかけとして彼女はどのような新しい夢を抱いているのでしょうか?いろんなアイディアが降りてきたそうです。まず 「100曲記念☆応援ソングライブを行いたい!」ということです。
先ほど述べたように現在80曲ほどの歌が作られており、あとおよそ20曲で 記念すべき100曲を迎えます。
それを記念して2days ほどの応援ソングライブを行いたいということでした。希望するのは野外のステージで、今回のおかえりライブの続編のような位置づけになるのでしょうか。これは今から期待が大きいですね。
これからも応援ソングの足跡を消すことなく、どんどんその列車が前に向かって進んでいったらいいな、応援の連鎖が続けばいいなとのこと。
応援ソングを届けた人たちの思いをいろんな人に届けたい、その人たちのご縁をどんどん広げていきたい、そんな「伴走・伴奏」を一緒にしたい。そういう夢をyu-kaさんは持っているのです。
応援ソングライターにしてくれた皆さんへの恩返しというのも素晴らしいお気持ちですが、その輪をどんどんつなげていきたいというのも本当に素晴らしい考えではないでしょうか。将来、yu-kaさんにあこがれて、応援ソングライターの後継者も出てくるかもしれませんね。応援ソング列車から発進した夢は次々にへと膨らむばかりです。
いかがでしたか?今回はおかえり ライブの第3部の中心企画にもなっている応援ソング列車について記述してきました。応援ソングはyu-kaさんの代名詞の一つでもあるのでこれからも継続して、いろんな方の背中を押してもらいたいですね。
個人的には応援ソングベストアルバムなんかあったら絶対に買うと思います。私のことはともあれ、yu-kaさんのチャレンジは続いていきます。
応援ソングの輪というコミュニケーションは応援ソングそれ自身によってどんどん広がっていくのでしょう。その冒険はこれからも終わることなく続いていきます。
私が作っていただいた応援ソング「noel eve」はこちらです。
yu-kaさんのおかえりlive♪アーカイブはこちら
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執筆:とし(和泉敏之)
1986年香川県出身。2009年広島大学教育学部英語文化系コース卒業。学校教師などを経て、現在はライターとして活動している。グレーター東大塾卒塾会所属。AIバーチャルアイドル「ゆき」をプロデュースするなど、活動の幅は広い。