劇団治外法権「新・解体新書」感想
遅ればせながら観劇の感想を書きましょうかね。
まず劇場に入った瞬間にびっくりして二度見しましたよ。すぐに開演前からこの世界観守ってのこれなんだって気づきましたけど。(この異様な光景も段々オブジェと化してきます笑)
前情報でも聞いてましたけど、ライチ光クラブの世界観そっくりで。
ライチ知ってる人間が見れば、この独特な雰囲気といい椅子の座り方や細かい癖といい、この人のモデルザラだよね…うん。とか色々発見出来て楽しいかと。
サイコパスばかりの登場人物の中で、1番サイコだと思ったのはセーラー服の女の子・レイコさん。あれだけ皆がわーわー騒いでるのに一切影響を受けないし、ペースを乱さないのがものすごく異様に感じる。現に彼女が最強だったしね。
ほぼ全員犯罪係数300以上の執行対象(アニメの例えで失礼…)、完全なサイコパスに違いないですが、サイコパスの定義は超自己中。そういった意味では彼女が一番その特性があった風に感じました。
人間らしい感情を持っていたり、それらしい取り戻した人間ほどこの世界では死んでいくのかな…。
実は彼女の古典戯曲でよくあるあのお嬢様みたいな言い回し、治外法権あるあるで懐かしかったです。(あの独特な話し方最初苦労したなぁ……( ´-`))
では最後に。
基本的に楽しめたのですが、ひとつだけ気になった点があります。
音響が大きすぎて台詞が聞き取りずらいとき、大騒ぎしてる中で別の登場人物が喋るとその台詞も聞き取れなくて結果何言ってるか分からないときがあったのがちょっと勿体ないと思いました。
連日舞台控えて疲れてるせいかうめちゃんが芸人の永野さんみたいになってたし笑、何か顔色悪かったような気がするので、まぁ無理せず次回以降も公演頑張ってくださいm(_ _)m