PdMの成長を加速するOST参加レポート
このnoteは、tacoms Advent Calendar 2024の15日目です!
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こんにちは、tacomsでPdMをしている市川(@IchikawaYujiro)です。
PdMとして日々多くの課題と向き合う中で、同じような悩みを持つ仲間と意見交換をする場がもっとあれば、と感じたことはありませんか?先日、pmconf2024のOST(Open Space Technology)という形式のディスカッションに参加し、それがまさにその場だと実感しました。今回は、OSTで得た学びや感想を共有しつつ、PdMにとってのOSTの可能性について感じたことをお話します。
ちなみにDAY1では登壇の場もいただきました。このテーマの深掘りもどこかで記事にします。
発表させていただいた内容はこちら↓
OSTとは?
OSTは、参加者がテーマを提案し、それに興味のある人が集まり自由にディスカッションを行う形式です。各セッションではホストが議論の方向性を提案するものの、誰かが仕切るわけではなく、参加者全員が議論の流れを作ります。自由度が高い分、PdMの課題解決やファシリテーションスキル向上に効果的だと感じました。
大まかな流れは以下の通りです:
参加者が議論したいテーマを提案(マーケットプレイス)
テーマごとにグループを形成
興味のあるテーマに参加し、議論
他のテーマに自由に移動可能
初めて参加したOSTはとても刺激的で、PdMとしての成長に役立つ発見が多くありました。
pmconfでも使ってたOSTの概要説明資料はこちら(takaking22さん作)↓
https://speakerdeck.com/takaking22/open-space-technology-introduction
参加したテーマの内容・学び
1. 自社サービスへの生成AIの導入
議論の流れと内容
ホストからの課題感の共有
他社の導入事例共有(分析サービス、リーガルテックなど)
外部公開のハードルや内部オペレーション効率化への活用
教育系SaaSやコミュニケーション領域の悩み
得た学び
ユーザーが直接使わない内部オペレーションの効率化は割とやりやすそうだった
推進には短期的なROIだけでなく、組織としての意志が重要
自分のアクション
社内業務効率化のプロジェクトで小さく試しすところからやってみる
2. 我々はどうやって老後を生きれば良いか(シニアPdMのキャリア形成)
議論の流れと内容
シニアPdMとして活躍する人の事例共有
組織のラダー以外の選択肢(地方での活躍、アドバイザー業など)
年齢による能力の変化とキャリア選択の多様性
得た学び
自分の価値観やスキルを見直し、40代での変化に備えたい
キャリア形成は「変化を恐れない姿勢」が鍵
自分のアクション
40代で新たな挑戦を始めるため、定期的に自身のスキルや目標を見直す
3. BtoBtoCのプロダクトはCにどう向き合うか
議論の流れと内容
各社のC向けの取り組み
BtoBtoC(SaaS寄り)
BtoBtoC(マーケットプレイス寄り)
BtoBtoE(従業員向け)
チーム分割によるモチベーションの課題
得た学び
収益モデルが注力バランスを決定づける
チーム分割時の各チームのモチベーションはシチュエーションによるので慎重に(何が要因かもっと聞きたかった)
自分のアクション
C向け改善にも取り組みながら、優先順位は冷静に見積もる
OSTの魅力とPdMへの効果
1. ファシリテーションのトレーニングに最適
積極的に仕切るっていう意味ではないですが、議論中、時折全体の流れを意識して、自分の体験を共有したり、方向性を探ったりすることで、ファシリテーションスキルが磨かれる場だと感じました。
例えば:
話題が詰まったときに新しい質問を投げかける
議論を回収し、認識を合わせる
他者の意見を拾い、議論の流れを作る
2. 具体的な失敗談や悩みに触れられる
プレゼンでは聞けない「答えが出ていない課題」についての議論が印象的でした。同じ課題に直面している他のPdMと意見交換をすることで、自分の考えが深まりました。
来年への抱負
今回の経験を活かし、社内や社外でOSTを活用したイベントを実施したいと考えています。PdM同士がリアルな課題を共有し、成長する場をもっと広げたいです。同じ思いを持つ方がいれば、ぜひ一緒に。
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