![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42967116/rectangle_large_type_2_8af4d7c4aa41575d4b43c3cefe98355f.jpeg?width=1200)
Photo by
kahokiri
医学、サッカー、黒伊佐錦 第67回 月刊中山祐次郎
皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さてこの月刊中山祐次郎、本年第一号が遅くなってしまいました。南日本新聞に掲載されたエッセイを転載し、裏話を追記しております。それでは2021年、始まり、始まりー!
***
2年の浪人のすえなんとか鹿児島大学医学部に合格した僕は、2000年4月から医学生としての生活を始めた。2年生の後半に解剖実習という強烈な洗礼を受け、医者でなかった僕は少しずつ医者になっていった。 大学3年生にもなると、だいぶ鹿児島の生活に慣れてきた。
7人くらい落第した厳しい解剖学の講義が終わり、なんとなく同級生90人との連帯感も生まれた気がしていた。大学の講義も前半は「生理学」「免疫学」など基礎医学と呼ばれる科目だったが、秋頃からは「内科学」「小児科学」「皮膚科学」という、病院の中の看板で見たことがある名前に変わっていった。いよいよ医者っぽくなってきたなあ、と嬉しく思った。
ここから先は
1,562字
この記事のみ
¥
400
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?