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サ帰省2024SP①
今年のサ道2024SP。
個人的にはうーん。
今年のテーマである「誰しも何かを胸にととのう」には素直に共感する。
各々が抱え込んだツラさやわだかまりを癒す空間としてのサウナ。
それ自体は素晴らしいし、私も実際にサウナで救われたと思うことは多々ある。
しかしなんだかとってつけたような生きるツラさというか、生成AI使って半日で作れそうな脚本にちょっと鼻白んだ。
ただし私はにわかサ道ファンで2021すら観てないので、冒頭の急な脇役のフィーチャーからして入り込めなかったのもあるかも。
脇役の中でも、なかちゃんの母役が松原智恵子というのに驚いた(日活が好きなのだ)。今度こそ2021を観るきっかけにしよう。
というわけでドラマは消化不良だけど、いま私なりにサ道2024SPのテーマ「誰しも何かを胸にととのう」を福岡で実践していたりする。「サ帰省」と名づけてととのい記していこう。
①久山にある癒しのテーマパークNayuta。
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久山温泉夢家がコロナ禍で閉館し、跡地に開業。
オーガニック食品販売やカフェがあったり。
その二階にあるサウナ&浴場”The Vanish”。
ん、動詞に定冠詞?というツッコミは禁止だ。経営者のNoteを読むと頷ける。
https://note.nayuta.earth/n/nbc5879d1c76d?sub_rt=share_b
ここは脱衣所がすごく広い。
浴場も広い。閉業した温泉跡地の著しい設備老朽化を経て、クラファンで募った資金でこぎつけた浴場で、感慨深い。
外にあるサウナは薪ストーブ三台。
薪特有の柔らかな熱伝導。
冬の寒さと相まって、身がキュっと引き締まる水風呂。
寝そべりチェアで12月の紅葉を眺める。
美しいがやはり寒い。バスタオル持ってきてよかった。冬の外気浴向けにポンチョ買おうかな。サ道2024でもポンチョ着てた。
②ウェルビー福岡。
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リニューアル後初訪問。
脱衣所からあちこちに扉。ちょっとしたダンジョンだ。
サウナシアターができていた。
うーん。スカイスパ意識しすぎかな。
スカイのシアターを1/3にしたような扇形で、隣にはクールダウン用のアイスサウナ室。
男女共用アウフグースで、サウナLabの女性客がシアターで合流できる不思議なつくり。
はいいんだけど、9割方はサウナパンツ一丁の半裸男なので、ちょっと異様な感じある。スカイスパみたいに館内着推奨にした方がよくないか。
ギーサーは上手いが、最前列に陣取ったら三度タオルがビシッと当たる。
イラっとすることは全くないが、そんなに当たるもんかいなと不思議でもある。
しかし久々のアウフグースはやはりいいもんだ。
こりゃあ、ウェル福名物の強冷水水風呂がさぞ気持ちよかろうもん(5℃切ってたりする)
と思ったら調整中で20℃超あった。ぬるっ。
今日は絶対エクストラコールドだ!と思ったら常温ビールだったみたいな。残念。
からぶろもアップデートして綺麗に。
ハーバルスチームサウナもよき。
さらに、シアターへ通じる通路脇に隠し扉的に小さなサウナ室。日曜で混んでるなか、ここは独り占めできた。
それから、かつて湯船がありいつしか謎のジオラマ風土手になったあのスペースが、また湯船に。
決してお風呂ではなく、「40℃の水風呂」なのだが、早乙女らんまを入れたら男女どっちになるだろうと疑問だった。
入ってみて答えは出た。百聞は一湯にしかずだ。
というわけでパワーアップは感じたが、強冷水調整中が残念なのと、シアターがスカイスパ意識しすぎなのがうーん。
ではあったが総じて満足。流行を取り入れ既存のものを大胆に作り変え、変化し続けるという意志をリスペしたい。
続く。