4月からJAISTで大学院生になります
表題どおりですが、4月からJAIST(北陸先端科学技術大学院大学)に通います。博士前期課程です。社会人コースなので、品川のサテライト校です。石川までは行きません。
研究室は伊藤先生のところです。エスノグラフィや文化人類学です。
大学院行きたいなーと思った経緯や、今何考えてるのかとかも一回文字として整理しておきたいなと。共感してくれる人とかと、そこからまたお話しできたら幸いです。
①なぜ大学院に行こうと思ったの?(2018-2019年7月)
1年半近く前から行きたいなーと思ったのですが、きっかけは、NPOの活動からです。
おかげさまで活動も広がり、そこそこ成果も出て、視察にも来てもらえるようになって来ました。
私たちは”場づくり”を通して行って行く上で、何回研修やったとか、何人来ただけでなく、その先の変化、変容として何がうまれていのか、何が大事なのかをしっかりと見せて行く必要があると思っていました。
また、学習する組織のフィールドブックを読み、変革課題の1つで”評価”の部分が壁になることが記載されていました。
あー、これは絶対肝だよなと思い、2017年10月に日本評価学会の評価士養成講座を受講しに行き、事業評価について学び、実務に少しでも活かしていきました。
それでも、アンケートやインタビューだけでなく、その対話の場に参加しているからこそわかる雰囲気を理解してもらうにはどうしたらいいのか、また、事業がたまたま上手く行っているにしたくはなく、何が起きているのが、何が要因なのかを丁寧に紐解いていきたいと改めて思うようになりました。
また、2019年の第11回つなぐ人フォーラムで、いつもお世話になってる中西さんと話をしながら、下のようなメモや考えを整理していました。
●エスノグラフィー
環境 デザイン、状況デザイン→行動変容→意識変容
●プロセスマネジメントをデザイン
※長期的な変容をエスノグラフィーの観点で見ていく
●学習環境デザイン
場のデザインとしか言えてない?
→他の言い方は?
● イノベーション of レディネスデザイン
個でみるか、面で見るか
その時、”もしかしたら僕ややりたい、深めたいのってエスノグラフィ とかなのかな?”ぐらいでした。
その直後に入って来た情報として、2019年3月にあったこちらのイベントが、後々いろんなものに繋がって行きます
この時は、”(イベント)面白そう!”でした。
どこの研究室がやってるのかもほぼ見ておらず(まさかのこちらの研究室に4月から入るという)
僕は参加できなかったので、友人が参加してくれた話をシェアしてくれたらめちゃくちゃ面白そうと改めて思ったのを覚えています。
あー、自分の中でエスノグラフィ や文化人類学って柱かも?と改めて感じた時期でした。
そこからさらに、4−7月ぐらいは情報収集に動きました。いろんな大学院の先生や学生に話を聞いたり、ブレストしながら、自分は何をどこで学びたいんだろうって(その時に相談に乗ってくださった皆さん、改めてありがとうございました)
それでも、研究と実践ってどうしても分かれてるところが多かったり、行きたいなと思っても距離やお金の関係でなかなかしっくりくるところがなく。
②なぜ大学院に行こうと思ったの?(2019年8月-2019年12月)
気持ちも行動もあまり動かない時期に入りかけてましたが、2019年8月13日に、大きく動きました。
この日のお昼過ぎ、定期的に会って話してる、佐藤淳くんと新宿スタバで話してたら、最近動けてないから改めて動いてみようとやる気も上がり、帰りの電車で色々調べていたら、こんな本と記事の情報が
何かピーんと来たんですよね。そこからさらに面白そうな論文を見つけたので、すぐにツイッターでこんなつぶやきをしました。
って呟いたら
そう、神が現れたのである。SNSすごい。
そしてツイッター上で繋がり、これはもう行くしかないと8月末に大阪の早川さんところに行き色々とお話しさせていただいた。(改めて、きじさん、早川さんありがとうございました)
そこで早川さんに、僕が考えていることを話し、どこの大学院なら学べるのかの話をしたら
「JASITの伊藤先生って人がいらっしゃるよ」とおっしゃっていただき
。。。。。ん?どこかで聞いたこと。。あああああああああ
俺が2019年3月に行きたかったイベント主催の研究室の先生だ!と。
なんか色々ピーンと繋がった感じがあったのがその時でした。
すぐに、伊藤先生に連絡をしてアポを取り、9月に会いに行き話をさせていただき
1:伊藤先生が素敵な感じ
2:実践と理論をつなげてやってらっしゃる(応用人類学的なことをやってるのが日本にほとんどない。あと筑波ぐらい)
3:学部の時の専門やバックグラウンドは関係ない
4:国立で学費が私立より安い(子育てしてるから結構気にしてた)
5:品川にサテライト校がある
6:社会人コースがあるので、平日夜か土日で通える
などなどから、JAISTだなと心に決めたのが10月ぐらいでした。
③受験に関して やらかしたの巻
JAISTは社会人コースがあるのでそちらを受けようと思い、資料を探し、申し込みもしたのですが。。。。
実は資料不備で一回受験できませんでした(笑)
いやー、本当僕らしい。
学部の時の成績証明や卒業証明書を出す必要があったのに、僕は勘違いをして、大学院の時の成績証明書、修了証を送ってました(最終学歴だと勝手に思い込んでいた)
なので不備です。これはやっちまったと思いました。
ただ、ラッキーだったのは、社会人コースは全部で3回あり、僕がやらかしたのは2回目。あと1回あるじゃんと
その3回目で受験をし、無事今回は受かりました。ふー。
④受験内容
7分間のプレゼンテーションと23分間の質疑応答でした。詳しくは気になったら聞いてください。研究に関して色々聞かれますので、自分なりにどういうことをして行きたいのかを答えられるようにしとけば大丈夫だと思います。
⑤文化人類学やエスノグラフィについて、いま感じてること
まだまだ、僕は今から勉強していく立場なので、わかってないことも多々あると思いますが、改めて、なぜ魅力を感じているか。
それは、文化人類学が当たり前を問い直す学問だってところです。
僕はワークショップやファシリテーションをしたいわけでなく、問題を問い直すことや、問題発見の部分にとてもワクワクや自分の中での意義があると思っています。
問題の解決に関しては、手法や方法論はコモディティ化してる感じもあって。
あと、文化人類学がビジネスやアートなど色んなものにも繋がっている感じがあり、いろんな分野を横串でぶっさして繋げていけるところも可能性を感じてるのかもしれません。
一つだけじゃなくて色々つなげていくだからこその面白さもあるんじゃないかなと思っています。
そんなわけで4月から、学生やりながら社会人もやっていきます。
家事もしていくので、時間の制限は今まで以上に出てくるかと思いますが、なんかご一緒できる機会があればやりましょー。
⑥特に研究して行きたいテーマ
コレクティブインパクトをエスノグラフィの視点で見たいなと
コレクティブインパクト について色々な記事もあるんですが、一人一人の変容があって初めて起きるものだと思っています。
でもそれについて重要だって説明はたくさんあるんですが、細かい描写まではあまり見ないのです。
長期的な変容をエスノグラフィの視点で見ることで、また色々な可能性が広がるんじゃないかなと
定期的に勉強会も開いていけたらと思ってます。
⑦参考にしてたりおもろいなーと思ってる本など
※書籍の中では、最初に人類学者について書かれていました。
※人間科学を基盤としてる戦略コンサルティングの代表の方が書かれた本
※エスノグラフィを実践することの可能性
伊藤先生の書かれたもの
※アートと人類学?って最初思ったけど、めちゃくちゃつながる
※これ、周りで読んでる人多い気がする