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愛ゆえに〜クドいがすぎるレコード会社担当氏によるベスト盤ボックスセット講釈
テイチクいまづです。ベストアルバム『TWILIGHT WANDERERS - BEST OF YUJI NAKADA 2011-2020 -』発売まで2週間を切りました。
今回は、この公式noteの『PORTAS』全曲解説の回でも登場した、私の上司であり制作担当の前田裕介さん(あえてフルネームで敬称付き)に再びご登場いただきます。
(↑11月に行われた『PORTAS』リリース記念YouTube生配信の際に、前田さんの似顔絵を中田が即興で描きました。メチャ似てます)
前田さん、とにかくマジメです。マジメさが文章にもあらわれていて、マジメを通し越して、もはやクドいレベルです 笑
前回の『PORTAS』全曲解説を凌駕するそのクドさ!今回もとくとおたのしみください。
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<中田裕二Deluxe Editionのこと>
みなさまいつも中田裕二の応援ありがとうございます。
テイチクエンタテインメント前田と申します。
来たる3月17日(水)中田裕二は、ソロデビュー10周年を記念したベストアルバム『TWILIGHT WANDERERS - BEST OF YUJI NAKADA 2011-2020 -』をリリースいたします。2枚のCDに収録タイムギリギリまで詰め込んだ全33曲。ソロキャリアのスタートとなった「ひかりのまち」から、このアルバムのための新曲まで、中田裕二のこれまでの10年と、これからの両軸を繋ぐ、大変意味深い作品にすることができました。更にはDISC 3として、これまでに発表したミュージックビデオを20曲収録したDVDも加わり、大ヴォリュームの必携作品に仕上がったかと思います。
これだけでも“大作”になったことは間違い無いのですが、やはり1度きりの10周年。「さらに豪華なメモリアル作品を制作したい!」という気持ちがスタッフ間で湧き上がり、“ずっと手元に置いておきたい豪華なパッケージ作品”、つまり今作の”Deluxe Edition”(所謂、ボックスセット)を制作する運びとなりました。
恐らくCDが普及され始めた1990年代のはじめごろから、洋楽マーケットを中心にボックスセットの販売が盛んに行われるようになりました。
(その先鞭をつけたといわれる、ロックレジェンド、LED ZEPPELIN初のデジタルリマスター4枚組ボックスセット、その名も『LED ZEPPELIN』(1990年)。LPサイズの箱に、CD ケース4枚と大判のブックレットを収納という、今となってはかなりシンプルな作りですね)
その後いったん市場も落ち着きますが、特にここ数年頻発しているアーティストの周年タイミングや、名盤と言われる作品の周年タイミングに、様々なかたちでボックスセットは発売され続けております。
私自身はおそらく一般の同世代の方々よりもCDやレコードをたくさん購入してきた方だと思います。見方によっては“コレクター”と言われるタイプかもしれません(真のコレクターの方には大変おこがましいのですが)。ボックスセットについても、これまでさんざん買い漁ってきていて、大好きなTHE BEATLESの作品が周年を迎えるごとに(これはほぼ毎年訪れるので、経済的にはキツいのですが)、大好きなアルバムが周年を迎えるごとに、そして、すごく好きでは無いが気になっているアーティストの作品をまとめて聴きたい時にetc….ボックスセットを購入してきました。
(泣く子も黙る!歴史的大名盤『ABBEY ROAD』 発売50周年記念ボックスセット(2019年)の開封動画です。これだけでもワクワクしますね)
そして、これらのボックスセットを購入する時は、高額な商品となることが多いので、やはり普通のCDやレコードを購入する時よりも、思い切りというか、決心が必要でした。だからこそ、手にした時は感慨もひとしお。そして、眺めているだけでニヤけてしまうような満足感を得られるものでした。
そしてそしてついに!皆さまにそんな私と同様の決心をしていただき、手に取った時にニヤけていただけるような作品を我々が制作できる!という素敵な機会をいただくことができました。私など足元にも及ばない音楽への造詣とコレクター魂を持っている、中田裕二のマネジャー・関口氏と共に、あーでもない、こーでもないと言いながら、中田裕二を愛するみなさまの喜ぶお顔を想像しながら完成させた『TWILIGHT WANDERERS -BEST OF YUJI NAKADA 2011-2020- Deluxe Edition』。少しだけ中身についてお話しさせてください。
ボックスの内容ですが
(1)『TWILIGHT WANDERERS -BEST OF YUJI NAKADA 2011_2020』通常盤(2CD+DVD)
(2) DVD「The Quiet Path」(10年分の秘蔵ライブ&オフショット映像で構成された映像作品。約68分)
(3) フォトブック(レア写真満載の豪華写真集/A4版48ページ)
(4) アクリル・スマホスタンド
(5) ポスター(A4サイズ)
(6) 外箱(ボックスA4サイズ)
となっております。
まずは(1)。
こちらは、2CD+DVDの”通常盤”が、全く同じ仕様で収納されております。ぶっとい3枚組用のマルチケースが三方背(紙ケース)に入って収納されています。この通常盤の仕様は、実は椿屋四重奏のベストアルバム『BEST MATERIALS』の初回限定盤とほぼ同じ仕様で作られています。
CD2枚とDVD1枚という構成、3枚組マルチケースという点、三方背(紙ケース)に収められているという点、更にはその三方背の表面に加工されている少しザラザラした感じも、ほぼ同一の仕様となっておりますので、お持ちの方は是非比べてみてください。
続きまして(2)。
こちらは、恐らく皆様がご覧になったことのない、本当に貴重な映像てんこ盛りの作品です。68分という長尺ではありますが、2011年からの10年間の映像を、時系列に沿ってスピーディーに見せていく構成によって、一瞬たりとも目が離せない内容となっております。ライブ映像も貴重ですが、アーティスト写真やジャケット写真撮影のオフショット、MV撮影のオフショット、レコーディング風景などは、中田裕二の人柄を垣間見ることができ、これまの作品をより身近に感じられるようになるのではないでしょうか。必ずや皆様に喜んでいただけるものと確信しております。そしてこちらは、シンプルなペーパースリーブに収納。デザインも本人写真がメインとなっていて、通常盤との連動性もあり非常に素敵ではないかと自負しております。
続きまして(3)です。
こちらも(2)同様、これまで応援してくださったファンの皆さまには確実に喜んでいただけるアイテムになります。2011年から2020年までの写真をふんだんに使用した写真集で、2011年から順を追って最新の2020年まで71点の写真を掲載。オフィシャル写真やライブ写真のアウトテイクも素敵ですが、関口マネジャーが撮った、アーティストとマネジャーの距離感ならではの写真は、この上なく素敵です。
手前味噌ですが、表紙の紙、中面の紙、いずれも上質なものを使用しており、存在感のある仕上がりとなっています。
(4)です。
昨年の『DOUBLE STANDARD』リリース時に、オフィシャルファンサイト限定でアクリルスタンド付きの商品を販売させていただきましたが、今回のアクリル・スマホスタンドはその”進化版”で、その名のとおり、スマホを立てられる仕様になっております。簡単な組み立て式で、今回の作品のフォトセッションで、カメラマンの笹原清明氏が撮影した写真(他で使用していない写真!)を使用しております。スマホを立てて置ける“あると便利”なアイテムで、スマホの画面が見えるようにしっかりと支えます。現在、在宅ワークの方も多数いらっしゃるかと思いますが、そんな皆さまのデスク上で予想以上に役立つのではないでしょうか。
タテ置きが基本仕様になっておりますが、そうすると中田裕二の写真が全て隠れてしまいます。それが残念と思われる方は、是非スマホをヨコ置きにしてください。スマホの上から中田裕二の顔がちょこっと覗いていて、愛らしいです。
(5)です。
こちらも撮り下ろし写真によるA4サイズのコンパクトなポスターになります。A4サイズを「小さい!」と思われる方もいらっしゃると思います。が、ボックスに収納することを考え、「折り目を付けた大きめのポスターを入れるか、それとも、折り目のないA4サイズのポスターを入れるか?」の二択で、「自分だったらどちらが嬉しいか!?」を考え、後者を選択しました。
このA4サイズは個人的にはちょうど良いサイズだと思っております。海外アーティストのボックスセットを購入した時に、同じサイズのポスターが入っていたことがありましたが、私自身はそのポスターをA4サイズのフォトフレームに入れて飾っております。フォトフレームは100円ショップなどでも素敵なものがたくさんございます。そんな一手間を加えて飾ってみるのはいかがでしょうか? A4はギリギリ、デスクにも飾れるサイズだと思います。
最後(6)、外箱(ボックス)です。
このボックス自体が今回の最大のウリだと思っております。実際に手に取っていただけたらわかりますが、まずは手触りが良いです(この部分は中田裕二自身が絶賛しておりました)。文章で表現するのは難しいのですが、とにかく良い触り心地(?)です。それぞれの感覚でお楽しみいただければと思います。
サイズはA4サイズになります。厚みがありますので重量感や高級感もあり、更に本棚にも収まるサイズになっております。この「タテのサイズを抑えた」部分が後々重宝されると確信しております。
更にこちらは、アーティスト写真をジャケットのメインビジュアルに使用しております。これには理由があります。ベストアルバム用のフォトセッションの中で、中田裕二自身が最も気に入っている写真が、実はこの写真になります。既にアーティスト写真としては公開されていましたが、「いちばん気に入っている写真を作品としてしっかり残したい」という本人の強い希望からこの写真が採用されました。
また、ボックスの内側には、1つ1つのアイテムを安定させるために、紙製の「スペーサー」というものを設置しております。この部分には紙、柔らかいプラスティック、ウレタンなど、様々な素材が用いられるのですが、今回は敢えて紙製を選択させていただきました。ウレタンですと(物によりますが)経年劣化でポロポロと崩れてきてしまうことがございます。柔らかいプラスティックについては割れやすいということで、選択肢から外させていただきました。そんな流れで紙製のスペーサーを採用させていただきました。
なお、収納の都合上、DVDとアクリルスマホスタンドの取り出し方が少々難しくなっておりますので、取り出す際には、ボックスに同梱されております説明書きをお読み頂けると安心です。
以上、簡単(と言う割には長くなってしまいたが)な解説をさせていただきました。
今回の作品のデザインは、アクリル・スマホスタンドを除き、すべてM!DOR!さんに手がけていただきました。年明けからほぼ毎日遅い時間まで、我々の要望にお応えいただき、要望をはるかに上回る素晴らしい作品に仕上げていただきました。改めて感謝申し上げます。
早くみなさまのお手元に届き、喜んでいただけることを楽しみにしております。
追記
数量限定の「直筆サイン付き」につきましても、既にサインを記入し発送準備に入っております。また、その内の何点かには、サインのほかに直筆のメッセージやイラストが入っている”レア”ものもございます。そのようなボックスが届いた方は「当たり!」と思ってください。
ご購入できなかった皆さま、誠に申し訳ございませんでした。
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いやー、読んでる途中で息切れしませんでしたか?
私、3度ほど切れちゃいました 笑
もちろん、これもひとえに、中田裕二への愛あるゆえ、に為せる業。
次回のnoteもどうぞおたのしみに!