お笑いの世界は本当に実力勝負なのか?
実力だけで一攫千金を狙える芸能界。
スポーツの世界などと同様、芸能の世界も完全実力主義だというイメージは少なからずあった…はず。
しかし、所属している芸能事務所の強さや、諸々大人の事情が複雑に絡まった上に成り立ってきた世界であることは承知の通り。
そんなことは、もはや世間の皆様も常識として気がつき始めている。
ネット社会やSNSの驚異的な普及なども手伝い、今まで不透明でやり過ごせた芸能界の裏側がほんの少し垣間見れるようになった。
正直、芸能界は実力だけではない。
当然実力は大切だが、売れるためにはいろいろな条件が複合的に合わさることは必要不可欠。
時代背景もあれば、運やタイミングなども大切だし、どこまで行っても人に選ばれていく職種なので人脈も十分に運命を左右する。
そして、何より実力の定義が曖昧な部分も大いにある。
100メートル走のようにタイムが出るわけではない世界。実力の明確な示し方に答えはない。
しかし、その芸能界の中でも、お笑いの世界だけは「面白ければ絶対に成功する」という説が根強く残っている。
最近は遅咲きの芸人も多く、その傾向がより強まっているかもしれない。
芸人は俳優や歌手やアイドルよりも実力差が分かりやすいので、ちゃんと面白いことをやり続けていれば最終的に評価されるという理屈。
なるほど。実力だけが全てではない芸能界でも、お笑いの世界だけは実力の世界なのか。
それは純粋で素晴らしい世界であり、これぞ本来あるべき姿。
しかし、10年以上この世界に生きている筆者だからこそ、正直に私の目で見てきた私なりの結論を発表する。
実はお笑いの世界も実力勝負ではない。
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