M-1グランプリ2019が教えてくれた"繋ぐことの素敵さ"
ミルクボーイの優勝で幕を閉じたM-1グランプリ2019。
過去最高と言えるほど、本当に何もかもが素晴らしかった。
視聴率も関東17.2%、関西26.7%
このご時世にこれだけ恐ろしい数字が叩き出せる現実に驚愕する。
特に関西、この長尺でこの数字…これは一昔前における40%くらいの価値がある
優勝決定の瞬間に叩き出した瞬間最高視聴率は33.2%…もうどうなってんねん。
みんなテレビ離れしてるんか。ホンマに。
もはやオリンピックやW杯と変わらない注目度と言っても過言ではなく、年に一度のお笑いの祭典として確立されたのは間違いない。
今さらネタを振り返って、あーだこーだ言うことはない。
今はお笑いのプロたちが、あちこちで寸評を発表できる時代である。そのほうが私なんかの寸評より、数百倍的確である。
そして、同時にお笑いの素人たちもネット上で寸評ごっこや批判などができる時代だ。
前に書いた記事だが、ここで書いたことが本当に正しかったのだと改めて感じる。
私は笑いの世界、放送業界に10年以上身を置き、毎年現場でM-1グランプリに立ち会っている。
そんな私から言わせると、何ひとつ大切なことを分かっていない素人がネット上で落書き以下の批判などをして恥をかいている。
放っておけばいいのだが、やはり無法地帯は良くない。よく考えたら、なんで無法地帯が許されてるの?
なので、ほんの少しだけM-1の現場の話をさせていただく。
まず、テレビ朝日のある六本木ヒルズ周辺からM-1は始まっている。
敗者復活戦の会場がすぐ隣にあり、コンビ名の書いたのぼりが立ち、あの日だけは六本木ヒルズの周りからM-1のニオイが充満している。
そして、その流れのままテレ朝に入ると、まず驚くのが現場のピリピリ感だ。
正直、これは想像を絶する。
ここで本当に今からお笑いをやるのか?とさえ思う。
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