『芸人力』の高さがモノを言わすYouTubeチャンネル5選+1選
今やプロのお笑い芸人にとっても主要なメディアの1つとなってきたYouTubeチャンネル。
プロも素人もふくめ、チャンネル数や動画の多さは正に群雄割拠。
民放数局+NHKしか観るものがなかったテレビ全盛期と明らかに時代は違う。NetflixやAmazonプライム・ビデオ…違法アップされている過去のテレビ番組動画もふくめ、究極の多チャンネル時代へと突入した。
これは細分化などという言葉では収まりきらない状況になっている。
プロのYouTube参入は確実にネットメディアの潮目を変えた。
以前、記事にも書いたが、プロのYouTube参戦を当たり前にしたキッカケが霜降り明星なのは間違いない。
しもふりチューブ開設以降、明らかにYouTubeへの偏見は消え、プロが戦ってもいい1つのメディアとして市民権を獲得した。
そうやって時代の寵児が勢力図を変えながらメディアの形も変革化していく。
そして、今回着目したいのは『芸人力』
同じプロのYouTubeチャンネルでも、趣味を活かした緩いYouTubeチャンネルもあれば、教育系や料理系など、様々なスキルを駆使したYouTubeチャンネルもある。
それはそれで素晴らしいのだが、「お笑い芸人の仕事と言えばなんですか?」
そうシンプルに質問を投げかけられれば、あなたはどう答えますか?
おそらく大半の人が「おもしろいことをする人、おもしろいことを言う人」
と、答えるだろう。答えなきゃおかしい。
YouTubeとおもしろさの食い合わせは悪い。
これは本当によく言われがちであり、たしかにYouTubeの動画にレベルの高い笑いは必要ないのかもしれない。
実際に、YouTubeでの評価=チャンネル登録者や再生回数とするならば、単純におもしろければ数字を稼ぐわけでもなさそうだ。
たしかに、YouTubeにはYouTubeならではの文脈があるのかもしれない。
数字的なことだけを指針とするのなら、決して笑えるものが正義ではない。
だけど、そんなマーケティング論みたいなことは一旦置いといて…
お笑い芸人は面白いことが正義なのだ。
深く胸に残る話や大人が楽しめる話題提供ができるなど、キャリアと共にそういったネクストステージはあるにせよ、とりあえずは笑わせてくれることがベース。
テレビではクイズの回答者をやったりグルメレポートなどをするのは仕方ないが、何でもありのYouTubeでは笑いに特化してほしい。
なので、この記事では
おもしろさだけに絞ったプロのYouTubeチャンネルの中で、私が選ぶ『芸人力』を駆使したものだけを紹介させていただきたいと思っております。
まず、ラインナップだけを先に紹介させていただきますと…
●さらば青春の光 Official YouTube
●鬼越トマホーク喧嘩チャンネル
●ニューヨーク Official Channel
上記の3つは、お笑い好きの若者のハートにブッ刺しにいく純粋なおもしろさ追求型。
●メッセンジャーあいはらのパララジオ
これはYouTubeでありながら、完全に音声メディアに特化しているスタイル。大人向けの味つけの濃い話で惹きつける。
●貴ちゃんねるず
テレビ界のレジェンドであり天下人、とんねるずの石橋貴明さんが始めたYouTubeチャンネルだが、ここまでトップクラスに上り詰めたタレントさんが、本腰を入れてYouTube参入をしたのは初である。
そして、番外編として…
●ユウキロックのエンタメウェビナー
漫才コンビ、ハリガネロックを解散されて作家業や講師業をされているユウキロックさんがYouTubeチャンネルを開設しているのだが、お笑いをロジカルに分析した熱量の高いYouTubeチャンネルだ。
上記のYouTubeチャンネル5つ+番外編1つ。
順を追って、おもしろさと魅力を解説していきます。
まず、さらば青春の光のYouTubeチャンネル。
賞レース決勝の常連でもあり、屈指の実力派として誰もが認めるさらば青春の光。
演者としての魅力。企画の良さ。お笑い濃度の深さなど、このチャンネルはとにかく笑えるのだが、その中で私が着目したのは、個人事務所ならではの色が滲み出ている部分。
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