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テレビもYouTubeもやれる特殊能力の実態とは?

上記のAマッソのインタビューで

テレビで活躍してる方って、YouTubeもできますよね?でも、逆はできない。だから、私は「テレビで活躍するには特殊能力がいる」ということだと思ってます

こんなことをしゃべっている一文がある。

YouTubeではパフォーマンスを発揮できても、なぜかテレビではできない。
でも、テレビでパフォーマンスを発揮できる人はYouTubeもできる。

なぜかテレビでも活躍できてしまう現象を特殊能力だと例えているのだが

その"特殊能力"の秘密。

突き詰めれば答えはありそうなので

その正体を自分なりに解明してみます。

そもそも…

大人ウケできる笑いを提供できるかどうか?

大人ウケと若者ウケ。

ここに極太の川が流れているので、この話は避けて通れない。

YouTubeならターゲットを若者に絞れるが、テレビで活躍し続ける上において大人を笑わせることは絶対条件。

それゆえ、テレビはオールドメディアとして扱われがちにはなるが…
問題の本質はそこではない。

もっともっと深い"中身"の話が、そこにはある。

まず、大前提として

若者に刺さらないと新たなムーブメントは生まれない。

音楽の世界や新進気鋭のエンタメの世界で言われがちな言葉である。

たしかに、新たな文化を作るのは若い力であり、流行を察知するアンテナや拡散力もある。
そして、何より興味を持って自分から何かを収集しにいく行動力がある。
自分自身も中学生、高校生の時はありとあらゆる流行に興味があり、当然のごとく周囲も若者であるがゆえ勝手に新たな情報が入ってくる環境にあった。

そして、それがいつしかムーブメントを起こし、スタンダードになっていく。
火付け役は常に若いパワーだ。

どれだけ若者を熱狂させられるか…?

これはエンタメにおける勝負の分かれ目の1つ。

しかし

笑いにおいてはどうか?

もし、若い子だけが笑っているとして…
それは本当に正解なのか?

これには様々な意見がある。

「年配の人を笑わせてどうすんねん!?」
「俺らはもっと尖った笑いやねん!」

感度の高い若者を笑わせることこそ、一番おもしろいことの証明。
そんな考え方もあり、その姿勢も込みで若手の特権なので否定は全くしない。

実は、私も20代の頃はそんな考え方があった。

尖った笑いを追求する姿勢=年配を否定することに直結しやすい。

「あー、おっさんには理解できひんか…」
若い頃、ネタが却下されるたび何度このようなグチをこぼしたことか…。

どうしても若い頃は若者至上主義になってしまいがちだ。
若気の至りとも呼べるそのスタンスは、通るべき社会人としての反抗期なのかもしれない。

だが、最近気がついてしまった。

大人にウケない笑いは滅びる。

これには賛否両論つけいる隙はなく、大人に刺さらない笑いは確実に滅びる。

偉そうなことを言える身分ではないが、これは確実に言い切れる。
自分自身が若いうちは若者だけをターゲットに絞ってもかまわないが、30代に入ると大きな勝負を迎える。

確実に避けて通れない。
ある程度の年齢になってくると
想像以上に分厚い壁が立ちはだかり、自分自身を試されるタイミングが訪れる。

Aマッソの言っている特殊能力の答え。

その答えを知っているか知らないか。
「本当の意味で面白くなるには?」
きちんと面白さを追求したい人には響く文章になると思います。

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