<ラグビー>アオテアロア及びスーパーラグビーAU決勝結果
1.アオテアロア
クルセイダーズ24-13チーフス
クルセイダーズ7番FLシオネ・ハヴィリタリツイが欠場し,20番トム・サンダースが7番に入り,20番にはウェツカモカモ・ダグラスが入った。
7分,クルセイダーズ14番WTBセヴ・リースが,TMOの結果トライ。10番SOリッチー・モウンガのコンバージョン成功で,7-0。
15分,チーフス15番FBダミアン・マッケンジーがPG,7-3。
16分,クルセイダーズ15番FBウィル・ジョーダンがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,12-3。
20分,チーフス15番FBダミアン・マッケンジーがトライ&コンバージョン成功で,12-10。
32分,チーフス14番WTBジョナ・ロウがインゴールに入るが,TMOの結果ゴールラインに達しておらず,ノートライ。
37分,モウンガがPG,15-10。
41分,マッケンジーが30mのPG失敗。
前半,クルセイダーズ15(2T1C1P)-チーフス10(1T1C1P)。
オールブラックスの13番CTBとしては,ブルーズのリエコ・イオアネよりクルセイダーズのレスター・ファインガアヌクの方が良いかも知れない。クルセイダーズでは,12番CTBデイヴィット・ハヴィリ,チーフスでは,12番CTBアレックス・ナンキヴェルと13番CTBアントン・リエナートブラウンがそれぞれ良いプレーをしている。
45分,マッケンジーが36mのPG失敗。
54分,クルセイダーズ2番HOコーディ・テイラーが,チーフス15番SOダミアン・マッケンジーとラインアウトのオーバースローのボールキャッチで交錯して,シンビン。
54分,マッケンジーが41mのPG失敗。
58分,チーフス共同キャプテン9番SHブラッド・ウェバーが,クルセイダーズのファールプレーについて「キャプテンズチャレンジ(TMOでのチェックを要求)」。この結果,クルセイダーズ14番WTBセヴ・リースがチーフス23番FBチェイス・ティアティアにハイタックルが確認されてシンビン。クルセイダーズは63分までを13人でプレーすることに。
59分,マッケンジーがPG,15-13。
64分,モウンガがDG,18-13。この頃雨が酷くなる。
69分,モウンガがPG,21-13。
76分,モウンガがPG,24-13。
後半,クルセイダーズ9(2P1D)-チーフス3(1P),合計,クルセイダーズ24(2T1C3P1D)-チーフス13(1T1C2P)。
チーフスは,後半クルセイダーズが13人になったチャンスを生かすことができなかったのが,敗因。クルセイダーズは,SOリッチー・モウンガのポイントを押さえた得点で,接戦を勝利した。これまで連覇してきた経験値の差が出たと思われる。MOMは,SOリッチー・モウンガか。
2.スーパーラグビーAU
レッズ - ブランビーズ
3分,レッズ10番SOジェイムズ・オコナーがPG,3-0。
13分,ブランビーズ15番FBトム・バンクスがトライ。10番SOノア・ロレシオのコンバージョン成功で,3-7。ブランビーズ及びワラビーズのNZ人SOである,Noah Lolesioのロレシオの読み方だが,TVでは「ロレシュー」と言っている。標記を変えるか,または英語圏人の発音の問題として理解するか判断に悩むところ。
28分,レッズ3番PRタニエラ・ツポウがインゴールに入るが,TMOの結果ノッコンしていてノートライ。
30分,オコナーがPG,6-7。
32分,ロレシオがPG,6-10。
40分,ロレシオがPG,6-13。
前半,レッズ6(2P)-ブランビーズ13(1T1C2P)。
45分,レッズ14番WTBジョーダン・ペタイアがインゴールに入るが,TMOの結果タッチに出ていてノートライ。
51分,オコナーがPG,9-13。
61分,ブランビーズ8番NO.8ロブ・ヴァレティニがハイタックルでシンビン。
64分,オコナーがPG,12-13。
71分,ロレシオがPG,12-16。
78分,ブランビーズ4番LOダーシー・スワインがモールをつぶしてシンビン。
81分,レッズがインゴールに入るが,TMOの結果グランディングが判定できず,ノートライ。
81分,ブランビーズ20番FLルーク・レイマーが,チーム反則の繰り返しでシンビン。これで,ブランビーズは13人に。
86分,レッズ3番PRタニエラ・ツポウが左中間ゴールラインで止められたラックから左に展開し,10番SOジェイムズ・オコナーが左中間に勝ち越しのトライ&コンバージョン成功で,19-16。レッズが最後に大逆転勝利。
後半,レッズ-13(1T1C2P)-ブランビーズ3(1P)。合計,レッズ19(1T1C4P)-ブランビーズ16(1T1C3P)。
78~81分に,ブランビーズが2人続けてシンビンになるという予想外の展開で,それまで何度もトライチャンスを逃していたレッズが,最後にトライ&コンバージョンで劇的な逆転勝利を得た。MOMは,一人でレッズの全得点を記録したジェイムズ・オコナーとするのが順当か。