1日1つ、資格の話。【165.乙種危険物取扱者】
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中学生の時に取得した乙種第4類から、なんと「27年」経過して取得を再開した危険物取扱者。乙種の残り5区分を併願可能な1回2つずつ、一気に取りました。
乙種の試験科目は、通常以下の3つがあります。
・危険物に関する法令 15問
・基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問
乙種のどれかを1つ持っていると、他の類を受ける時には法令と物理化学が免除されるので、試験は1科目のみとなります。
・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問
乙種では、第4類(引火性液体)がメジャーすぎて、まずこれを取る方がほとんど。そのため、第4類(通称:乙四)のテキストはけっこう多く出ています。その一方、他の類は一気にマイナー資格的な位置づけとなるため、全部まとめて1冊という構成です。「乙種第1・2・3・5・6類」のテキストということになっているので、乙四を先に取るしか無い状態でもあります(笑)。
ちなみに、乙種の各類の中身は以下のようになっています。
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第1類「酸化性固体」塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類等
第2類「可燃性固体」硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等
第3類「自然発火性物質及び禁水性物質」カリウム、アルキルアルミニウム、黄りん等
第4類「引火性液体」ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類等
第5類「自己反応性物質」有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等
第6類「酸化性液体」過塩素酸、過酸化水素、硝酸等
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性質が似ているものの順というわけではないので、前から順に取るのが効率良いわけではありません。酸化性の個体が1類、液体が6類なので、まずはここを2つまとめるのが効率的です。勝手に発火するとか不安定な物質の3類と5類も似ているので、ここも2つまとめるのが効率的でしょう。残る2類は可燃性固体で、4類の引火性液体と似ています。2つずつ学ぶのはそれなりに大変かもしれませんので、最初は2類だけ1つ受けるのが良いかも。
これらを踏まえると、
まず4類→次に2類→可燃性と似ている酸化性の1類と6類→ちょっと変わった3類と5類、という流れが学びやすい&受けやすい気がします(私はサッサと2つずつ増やしたかったのか、2類を最後に回してしまいましたが)。
そうして、乙種をコンプリートしました。乙種を揃えると、全ての危険物が扱える甲種と実質的には同じなのですが、免状が1行だけ空白なのも気持ちが悪いので、いつか甲種を取ってみたいなという気がしています。
第一類:令和4年1月25日
第二類:令和4年6月25日
第三類:令和4年3月13日
第四類:平成7年8月3日
第五類:令和4年3月13日
第六類:令和4年1月25日
公式サイト:https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/
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