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勝った負けたの話じゃないんだけどなぁ 〜 自公国の覚え書に感じたこと

ついにと言うか、とうとうと言うか、大きな動きが起こりました。
いわゆる年収103万円の壁が引き上げられ、加えて、ガソリンの暫定税率が廃止される運びとなりました。
各党の幹事長の覚え書なので、極めて重たい約束なんだということです。
すごいなぁと思うし、嬉しいなぁと思うし、民意は政治を動かせるのだなぁと感じました。
ただなんか、その報じられ方や、与党議員さんらのコメントを見ると、与党が負けて国民民主が勝った、みたいな論調になっているように、僕には感じられて、それは違うよなぁ、なんて思ったりするので、今日はちょっと、その辺のことを書いてみようと思います。


▼ より良くしようとした結果じゃないの?

103万円の壁の引き上げにしろ、暫定税率の廃止にしろ、僕ら市井の人間にとっては、それはそれは嬉しいことです。
それが実現して、悪いことなんて1ミリもありません。
メディアなどでは、財源が…、などと否定的な報道もされていましたが、その根拠というのが、極めて根拠の不明確な、しかも大雑把にも程があるくらいの算出根拠のペライチの資料を基になされたものでした。
どうにかしてでもやりたくない人がいるんだろうね、なんでか知らないけど。
与党議員さんのコメントにも、なんかそんな感じが滲み出ています。

「丸呑みするしかない」「これが少数与党なんですかねぇ」

などというコメント。
メディアの報じ方にしても、「国民民主の主張に与党が譲歩した」なんて書き方をしてる。

なんかこういうコメントなり、報じられ方を見聞きすると、

やりたくないんだけど仕方なくやる

みたいな感じがするのは僕だけではないと思います。

今をより良くしようとして、議論をして、より良くする方法はコレだっ!って決まったって、ただそういうことではないのかな。

国民民主が勝って与党が負けたみたいなことでは、決してないんだと思うんだよね。

それもこれも、これまでずっと与党が安定多数を獲得していて、なんでもかんでも自分たちで決めていたことの名残りですよね。
そういう感覚に、議員さんもメディアも、まだドップリと浸かっているってことの証拠だよな、なんて思います。

各党が政策を出す。
その政策を議論する。
より良い方法を決める。
それを実行する。

そういう、本来あるべき姿というか、極めて当たり前のことが起こったというだけのこと。

そういう世の中になっているということを、感じていかないと、いつまでも

要求を呑んだ

とか

譲歩した

とかいうことを言う、旧態依然とした人や組織になってしまうってことなんだと思います。


以上でーす。

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