ドリームキラーに僕はならない
ドリームキラーという言葉があります。
気を付けておかないと、僕らおっさん世代は、ドリームキラーになりがちです。
どうぞ
それはダメだ。こっちをやれ。
それは無理だろ。
そんな夢みたいなこと言うな。
そんなことできるわけない。
それに加えて、
お前にできるわけないだろ。
人が夢を語るときに、必ずと言っていいくらいに言われる言葉だと思います。必ずといっていいくらいに出現する輩だと思います。
僕は、この類の言葉を絶対に人に対して使わないようにしています。これは、絶対に、です。
例えば子供が、
メジャーリーガーになりたいっ!
と言ったとします。
僕はその時、イチローやダルビッシュや岩隈といったメジャーリーガーの本を買って来ます。
実際にそこで活躍した人、実際にそこで今活躍している人の本です。
そこには間違いなく、どうやってメジャーリーガーになったのかが書かれていて、それは本当にその人が実際にやってきたことです。
成功するための一つの答えが書かれています。
根っこにあるのは、
自分がやったことのないことを否定しない
ということです。
僕は高校を卒業してすぐに今の職場に入りました。だから、それ以外のことは全然知りません。大学がとういうところなのかも知りません。
僕は、今の職場のことを尋ねられればいろんなことを説明することができます。
それは僕が、実際に体験して、やってきて、こうしたら成功した、それは失敗だった、とか、今の職場のことに関しては、いろんなことを知っているからです。(知らないこともたくさんありますけど)
もっと言うと、僕らが今まで生きてきた時代と、これからの時代は全く違うものです。人口が増えていた時代と激減していく時代。国として成長していた時代と成長してしまった時代。
僕のこれまでの、ほんのわずかな成功体験も、もうすでに使えないものとなってます。
だから僕は、僕よりも若い世代の人のやることに対して、
ダメ
無理
できるわけない
やめろ
こっちをやれ
とは絶対に言いません。
アドバイスはします。
僕の経験を話して、判断の参考にしてもらうようにはします。
人の夢は応援するものだと思います。
良かれと思っていろいろ意見したくなる時もあるかもしれないけど、
やったことのないことは否定しない
と考えることはとても大事なことだと思います。
良かれと思ったことが
ドリームキラー
になりがちだからです。
否定からは何も生まれません。
「月に行きたい」と言った部下に「いいじゃないか!」と言った上司がいたから人類は月に行けました。
僕は人の夢を、絶対に絶対に絶対に、精一杯の支援をしたいです。
以上でーす