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覆面介入ってなに?について勉強してみた
連日ニュースを賑わせている円安。
今の時点でだいたい1ドル148円後半くらいですが、先週なんかは1ドル150円を超えましたもんね。
今年の初めころは確か、105円とかそこいらだったから、ものすごい勢いで円が安くなってるって事です。
10年前の話をすると、1万円あればだいたい100ドル買えたけど、今は60ドルくらいしか買えないってことになってるわけですから、そう考えると、すげえっすよね。
で、この円安に絡んで、最近よく聞くのが
為替介入
です。
なかでも特に最近よく聞くのが
覆面介入
という言葉。
今日は、為替介入のことを少し説明しながら、覆面介入ってなんなの?ということについて、僕がにわか勉強したことを書いてみます。
▼ 為替介入とは
ふつうは為替相場って、市場に任せてるわけだけど、あまりにも円安とか、あまりにも円高とかになると、政府が介入して、安定させようとするんです。
それが、為替介入です。
ちなみに、実際に為替介入しないけど、為替介入するぞ、するぞと公言して牽制することを
口先介入
と言います。
為替介入は、相手の国の承諾も必要となるものらしく、国と国との合意が必要になるわけです。
なので、為替介入の主体は政府、日本で言うと財務省ということになります。
実際には、日銀が手続きを担当するから、メディアなどでは「政府日銀は」という言い方をしたりします。
具体的には、今回の場合だと、日銀が貯めて持っている外貨(外貨準備というそうです)、今回だとドルですが、そこから、日本円を買って日本円の流通を減らしてドルを増やして円高方向に持っていくということをやるということです。
▼ 覆面介入とは
こういう為替介入を発表することなく、だまってやることを覆面介入と言います。
通常、介入の効果を大きくしたいから
介入したぞっ!
って発表するんです。
その規模も、〇〇兆円規模の介入をやった!と発表します。
そうすると、市場は、ついに来たか!となって円高方向に振れるんです。
でもこれを何度もくり返すとなると、だんだんとニュースバリューは無くなってくるし、
このくらいになるとこのくらいの介入が入ってくる
という相場感が明らかになってしまいます。
そういうわけで、介入するけど黙って介入するということが行われるということです。
これが、覆面介入です。
▼ 効果はあるのか
為替介入の効果は、いろいろと意見があって、僕にはどうなのか分かりません。
一時的なものということも言われてますけど、やることに価値があるとも言われてもいます。
根本的には、アメリカとの金利差が埋まらない限りは、円安方向の圧力は止まらないんだろうから、効果も限定的なんでしょうけどね。
でも今は、アメリカのインフレが治って、金利が落ち着いてってなるまでは、なんとか介入しながらしのいで行くってことになるんでしょうね。
そんなこんなで、為替介入、そして覆面介入って、そういうことなんだそうです。
以上でーす。
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