学生コーチに思うこと
学生コーチという役割の野球部員がいる野球部があります。
息子のお世話になった高校にも学生コーチがいましたし、今お世話になってる大学にも学生コーチはいるようです。
娘が今、お世話になってる高校にも、学生コーチがいるそうです。
僕はこの、学生コーチ、という制度には、少し、どうなんだろ?と思うところがあって、今日はそのことを書いてみようと思います。
▼ 学生コーチを言い渡される日
息子のお世話になった高校では、たしか、2年の秋だったかな?、学生コーチが指名されるという制度でした。
野球部員として、野球選手として入部してきて、2年の秋に、
明日から野球選手ではなく、コーチをやりなさい
と言い渡されるのです。
事前に本人には打診があったり、本人の意思確認もあるみたいですが、いずれにしても、野球をやるために、プレーヤーとして高校野球の扉を叩いたのだけど、その日から、プレーヤーではなく、コーチになるんです。
僕の記憶では、その日、息子は
たぶん大丈夫と思うけど…
と、少し不安な顔をしながら練習に出掛けて行き、帰って来ると
良かったぁ…
と、ホッとした顔をしていた記憶です。
▼ 制度としての学生コーチは…
僕は、学生コーチ、という役割を否定するつもりは全くありません。
むしろそういうことを学生時代から経験するということは、とても良い経験になると思っています。
ただ、僕は、その
決め方
には自分なりの考えがあります。
僕は、野球部員として、野球選手として、プレーヤーとして入部してきた部員に対して、ある時から
もうお前はプレーヤーではなく
明日からコーチをやれ
というのは、僕的には「なし」です。
だから、制度として、
ある学年のある時期になると
部員の中から学生コーチが指名される
ということには、僕ははっきり言って反対なんです。
▼ 学生コーチ
僕は、学生コーチって、
自分でそういう役割をやってみたい
という学生がやれば良いと思っています。
だから、そういう学生がいなければ、学生コーチは不在になる。
そういうこと。
ということで僕は、野球部としては、
プレーヤーとしての野球部員
を募集することと同じくらいの熱量で
コーチとか分析担当の野球部員
を募集すると良いと思うんです。
たぶんいると思うんですよね、そういうことが好きな学生って。
チームには学生コーチという役割が必要だと考えているから、学生コーチを作るわけですよね。
だったら、選手のドロップアウト先、みたいなやり方ではなく、はじめから、その道の専門、として入部してもらうポジションにすると良いと思います。
以上でーす。