自分の子供の足を引っ張らない

僕が考えていたこと。
それは

我が子の足を引っ張らない

ということです。

僕は野球界において、ただのおっさんです。
一介のサラリーマンですし、市井の人の1人です。
だから、野球に関して、僕自身が、何か我が子にしてあげられることは、ありません。
あるとすれば

足を引っ張らない

ということだけだと思うのです。


▼ その世界における人脈

野球界に限ったことではないのでしょうけど、ある特定の世界において、人脈、って、とても大事だし、とても大きな力を持っています。
よく耳にする言葉として、パイプ、というものです。
例えば、あの指導者さんはあそことパイプを持ってるとか、あの指導者さんはあの指導者さんの先輩とか後輩とか。
少なからずの保護者さんや選手が、実際、そういう指導者さんの、そういう人脈を使って、次のステージを紹介してもらったりもしています。
それは、決して悪いことではなくて、世の中ってそういうものだし、上のステージの指導者さんからすると、

あの人の指導を受けた選手なら大丈夫

という安心もあるのだと思います。

だから、その世界における人脈って、僕はやっぱり、とってもとっても大事だし、とってもとっても強い力を持っているのだと思います。


▼ 我が子の足を引っ張らない

翻って僕は、そういう野球界における人脈を、1ミクロンも持っていませんし、誰とも繋がっていません。
でもって、我が家の息子や娘は野球をやっていて、今なお、野球を続けています。
しかも今後も、野球を続けたいという考えを持っています。
彼の場合は大学から先、彼女の場合は短大から先、です。
僕にはどうすることもできません。
と言うか、これまでも、どうにかしてあげられたことはないのですが…

僕は思うのです。
いつか、どこかの時点で、その世界の人脈に頼らなければならない時があるのだと。

その時に、まずいちばんに頼るのは、指導者さんなのだと思います。

早い選手だと、中学から高校。
その後は、高校から大学、大学から社会人、社会人からNPBとか…

どの選手も、その世界の人脈に、多少は力添えをもらって、上のステージに行っているのだと思います。

だから僕は思うのです。

指導者批判は、結局、我が子の足を引っ張ることになると。

親として、せめて我が子の足を引っ張らないようにしたいと思います。

以上でーす。