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ヒューマンエラーとシステムエラー

なんらかの行程において、ミスとかエラーを根絶しようと思うなら、人間を介入させないことがいちばんの方法だと言われています。
それほど人間というものは、間違うもの、ミスをするもの、ということなんだろうし、僕もそう思います。


▼ ヒューマンエラー

人のやったことが原因で、何かにエラーが起きると、ヒューマンエラーと言われます。
人間が原因として起こったエラーということです。
でもこのヒューマンエラーという言葉って、僕的には、馬から落馬した、みたいなものだと思っています。
と言うのも、そもそも人間は間違うもの、ミスをするもの、ということだから、ヒューマンはエラーするのは当たり前なんだし、だったらわざわざそんな言葉を使わなくたっていいんじゃね?と思うわけです。


▼ システムエラー

一方で、システムエラーという言葉もあります。
なんらかのシステムの不具合が原因で、エラーが起こった場合に使われます。
僕的にはこの、システムエラーという言葉は、しっくりときます。
なぜかというと、この言葉は、人間のミスが原因ではなくて人間にミスを起こさせてしまったシステムに問題がある、ということを指しているのだと思うからです。

僕はおよそ全てのエラーは、ヒューマンエラーではなくシステムエラーだと思っています。

繰り返しますが、そもそも人間は間違うしミスする、のであって、その前提に立てば、必ずヒューマンエラーは起こるもの、ということになります。
だとすると、システムでそういうヒューマンエラーを防ぐか、起きても問題とならないように対策を打っておく、というのがやらなきゃいけないことだと思うのです。


▼ ヒューマンエラーはシステムエラー

話は変わりますが、先日、マイナンバーカードを使って、コンビニで住民票を取得しました。
その時、マイナンバーカードを読み取り箇所に置く必要があるのですが、機械が読み取った後は、マイナンバーカードをそこから外さないと、その後の手続きができない仕組みになっていました。
これなんかはまさに、システムによって、カードの取り忘れ、というヒューマンエラーを防いでいる典型だなと思いました。

思うのは、なんらかエラーが起きた時には、必ず、システムを考えないといけないということです。
これまでエラーが起きてないのだとして、それは、たまたまラッキーが続いただけか、誰かが気を利かせていたとか、何らかの、誰かの、フォローがあったからエラーが起きなかっただけなのです。
エラーが起きた時というのは、その誰かがいなくなったとか、フォローを忘れていたとか、そういう状態になってしまっていて、その結果、もともと存在していた「システムのエラー」が浮き彫りになっただけと言えるのだと思います。

だから、まとめると、なんらかのエラーが発生した時は、それは、システムに内在していたエラーが顕著になったわけだから、そのままにしておけばまた、エラーは起きる。
だったら、システムを考える。
ということだと思います。

以上でーす。

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