東京証券取引所の市場再編についてちょっと説明してみました
にわかプチ投資家を勝手に名乗っている僕ですので、今日は、この話題を取り上げずにはいかないですよね。
ということで、昨日、新市場に移行しました
東京証券取引所の市場再編
について、僕の知ってる限りで説明します。
▼ なにがどうなったのか?
まずはおさらい。
これまでの東京証券取引所(東証)には、主に大企業が上場していた
東証1部
と、中堅、中小企業が上場していた
東証2部
と、さらにもう少し小さい企業が上場していた
JASDAQ(ジャスダック)
と、それに、ベンチャーや振興企業向けの
マザーズ
という区分がありました。
東証1部、東証2部、ジャスダック、マザーズの四つですね。
それが、昨日からは、3つの区分に変わったわけです。
具体的には、グローバルな企業に向けた最上位の
プライム
中堅、中小企業向けの
スタンダード
ベンチャーや振興企業向けの
グロース
です。
まとめると
東証1部→プライム
東証2部、ジャスダック→スタンダード
マザーズ→グロース
という感じでしょうか。
▼ どう変わったのか?
次に、各区分に上場している企業数について説明します。
東証1部には、2177社が上場していたのですが、そのうちの、
1839社
がプライムに移行してます。
東証2部は475社、ジャスダックは651社、マザーズは432社が上場していて、
スタンダードには、1466社
グロースには、466社
が移行したということです。
▼ なぜ変わったのか?
再編の理由について東証は、
● 2部、ジャスダック、マザーズの位置付けが重複
● 1部のコンセプトが不明確
というふうに説明しているのですが、本音は、海外投資家からの投資を呼び込みたいということのようです。
ニューヨーク、ロンドン、東京、というのが世界の三大市場と言われてますが、時価総額で言うと、ニューヨークの約26兆ドルに対して東京は6兆ドルですからね。
いまは、東京に代わって香港を三大市場と言う言い方をすることもあるみたい。
ちなみに香港の時価総額は約5兆ドル、上海なんかは7兆ドルなんだそうです。
そんなこんなで、低迷する日本経済ですが、なんとかこの市場再編が、復活のキッカケになれば良いなあという期待もあるようですね。
以上でーす。