できてるところを見る人、できてないところを見る人
指導者には、2つのタイプがあると僕は思っています。
ひとつは、できてるところを見る指導者です。
もうひとつのタイプは、できてないところを見る指導者です。
こういうのって、その指導者さんからすれば、そうやろうと思ってやっているわけではなくて、そういうところに着眼点が行ってしまうってことなんだと思います。
自然と、そこに目が行ってしまう。そこに着眼してしまう。
ってこと。
どちらが良いとか、どちらが悪いとかってことではありません。
そしてこういうことは、指導者に限ったことではなくて、いろんな人に言えることだと思います。
できてるところに目が行く人。
できてないところに目が行く人。
どっちが良いとか悪いではないんだけど、僕が思うのは、
できてないところに目が行く人は、たいていいつも機嫌が悪い
ということです。
例えば、誰かが何かを一生懸命したとします。その成果をその人が見た。その時に、その人は、
よくやったね!スゴイっ!
と感じるよりも先に、
ここ、足りないよな。
あそこ、手が回ってないんじゃね?
なんてことに気がつくんですよね。
一生懸命やってできたところは見えてない。というか、それは当たり前みたいな感覚で思っていて、できてないところに、いつもネガティブ感情を起こす。
これじゃ、機嫌良く生きていけるわけがない。
自分がもし、
最近イラついんな
と思ったのなら、ちょっとこういう視点で自分を分析してみてはどうでしょうか。
できてないところにばかり目が行ってないかな?
って。
人って結構やってますからね。結構頑張ってますよ。
やってるんです。してるんです。できてるんです。
そこを見なきゃ。
指導者さん。
そこを見ると、選手も伸びますから。
できてないところではなく、できてるところ。
必ずしもあります。そこを見る。
決して、できてないところから目を逸らせ、というわけではありません。
まずはできてるところ。そこをしっかり見てあげる。
できていないところを対策するのは、その後でいいです。
自分の精神衛生上からも、意識したいですね。
できてないところに目を向けるのではなく、できてるところを見る。
難しいけど、意識してるのと意識してないのとではかなり違うはず。
こころがけたいですね。
以上でーす。