
写真で「伝える」ために必要な考え方
作品として形にして他者からフィードバックを受けると、
一番意識が変わるのが「最終的に相手に伝わるか」ということを考えるようになることです。
フィードバックを受けるというのは、
友人に見せるのでも展示でもポートフォリオレビューでも良いのですが、
見てもらうだけではなく「あなたの写真は〜〜〜〜」のように直接的に言葉で受け取ることを指します。
僕の場合、最初の体験は大学での作品提出だったのですが、
「この写真が結局何なのかがわからない」
という旨を、やんわり伝えられたことを覚えています。
自分としては一応コンセプトを決めたつもりでした。
が、伝わらなかったということです。
そこで写真で自分の考えていること、アイデア、コンセプト、思想といったことをどうしたら伝えられるか考えてきました。
伝えるための要素としては以下だと考えています。
・それぞれの写真の雰囲気
・写真のセレクト
・タイトルやステートメントなどの言葉
・配置や流れ
・本、あるいは展示会場の雰囲気
こう考えると撮影技術自体は割合としては大きくなさそうです。
(伝わるかどうかと、作品の強度はまた別の話です)
要素分解しただけだと実際に何をしたら伝えやすくなるのかわからないと思うので、
僕が色々試した結果、重要だと思うことをこれから書きます。
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