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【分析・石川竜一】人生観と写真の深いつながりは感じられるのに目には見えない
私ごとながら、明日誕生日です。34歳になります。
あと5年くらい写真に取り組むのが早ければ…と思うこともありますが、これがサッカーとかじゃなくてよかったです。写真やアートは何歳からでも挑戦できるので。(今からポカリの広告撮りたいとかは色々きついけど)
明日は妻が焼肉をご馳走してくれるので楽しみです。
では本題です。
「好きな写真家の話は面白い」というお話をしたかと思います。
石川竜一さんも「いのちのうちがわ」で知ってからめちゃくちゃ好きで、またインタビューとかが面白いんです。
少し長いですが、以下のインタビューを見ると人生や写真に対しての向き合い方が伝わってきます。ぜひ読んでみてください。
軽くまとめながら石川竜一さんの魅力と、考察をお話ししてきたいと思います。
概略
沖縄出身で、「絶景のポリフォニー」で木村伊兵衛写真賞を受賞します。
そのほかの代表作は
・Okinawan Portrait
→絶景のポリフォニーより前に出したポートレート作品。どんな時もフラッシュを使う、という石川竜一さんのスタイルを作り上げたシリーズだと思います。
・zk
→絶景のポリフォニーをより抽象化した、イメージが心に作用することへの哲学的な挑戦(と僕は思ってます)
・いのちのうちがわ
→山でサバイバルをしながら生き物の臓器などを撮影した作品。重厚すぎて深呼吸しながら正座して読んじゃいます。
あたりでしょうか。
あまり詳しく説明しなくても、これだけでただものではない感じは伝わるかと思います。
特徴
石川竜一さんの作品の魅力の一つは毎回作風を変えること、それなのにどこか「石川竜一らしさ」が残っていること、だと感じてます。
多くの作家は「こんな感じの写真を撮る」「このテーマで」「こんな被写体で」みたいにどんな系統の写真を撮るか、ある程度固まっています。森山大道だったら・・・みたいなイメージを皆さんお持ちかと思います。
でも石川竜一さんはあえて全く違う系統の作品を作り続けているようです。
それでも視点なのか、向き合い方なのか、どこか彼らしさというものが残っているのが面白いなと感じます。
あとは何かを極限まで突き詰める人、という印象があります。
リゾートバイトで1年極貧生活をして一番良いカメラ(デジタルのハッセルブラッド)を買うとか、
山にこもって鹿とか猿とか食べながら生きるとか、一般的にはクレイジーだと思われることを制作や表現、あるいは人生の探究のために真剣に行なっている様子が伝わってきます。
人生が写真から滲み出ているのは感じるが目に見えない
ここからが本題です。
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