【ドラマ】2022年視聴ドラマベスト/配信編と地上波放送編それぞれ5選を発表!
みなさん、こんにちはこんばんは。
そして、あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年末に映画ベスト10の記事を更新しましたが、2022年はドラマ鑑賞にも意欲を燃やしました。
Twitterで繋がっているような映画好きの相互フォロワーでは、ドラマは観ないという人も多く、それでも僕はドラマを観て育ってきたこともあり、面白いドラマを多くの人たちに伝えていけると良いなと考えていました。
もともと1990年代の地上波ドラマを毎週欠かさずに観ていたようなマセた小学生でもあり、それから成長するにつれ海外ドラマの面白さに魅了されたというのもあります。
2022年に鑑賞したドラマのベスト10(配信5つ/地上波5つ)を簡単に紹介しつつ、一つの試みとして色んなドラマにスポットを当てるべくEDDIE賞を設けてみました。
今回の記事では、ベスト10(配信5つ/地上波5つ)を紹介しつつ、別記事でEDDIE賞ノミネート作品を紹介しようと考えています。
◆2022年ドラマベスト10(配信5つ/地上波5つ)
2022年のドラマ鑑賞本数は計85本でした。
最近のドラマは8〜10話が主流なので、仮に50分8話構成で計算してみると34,000分(=約566時間)! 2時間の映画に換算すると、映画を280本観ている計算になります。我ながらなかなかですね。
ドラマは映画館で観る前提で撮られている映画とは異なり、地上波や配信で気軽に観られる娯楽として、僕たちにとってかなり身近なものです。
さて、では2022年に鑑賞したドラマを【配信部門】と【地上波部門】に分けて紹介します。僕の主観満載なランキングである点はご了承ください。
■2022年ドラマベスト5【配信ドラマ部門】
テレビの視聴率が減少する最中、娯楽が多様化して我々の生活から切り離せなくなってきたのが配信系サブスクです。
月額を支払うことで、そのサブスク内で配信されているコンテンツが見放題になるのですから凄い時代になったものです(サブスク内で追加購入必要なコンテンツもあり)。
Netflix、Disney+、U-NEXT、Amazonプライム、AppleTV+、Hulu、AbemaTVなどなど。これらの中から【配信部門】で面白かったドラマを紹介します。
※今回は初開催のため、僕が2022年に鑑賞した2018年以降配信作品で選出しています。来年以降はまた変更する可能性があります。
【配信5位】スワッガー(AppleTV+)
全米No.1のバスケ選手を目指すジェイス・カーソンという14歳とかつて選手として名を轟かせたコーチのアイクそれぞれが成長していく模様を描くドラマ。
バスケの試合シーンは臨場感があり、人間ドラマも秀逸。
黒人差別、親子の確執、恋愛、家族愛など、テーマ満載ながら引き込まれる見事な演出。シーズン2も決定し、続編が待ち遠しい大傑作ドラマ!
【配信4位】Pachinko/パチンコ(AppleTV+)
AppleTV+でしか観れないという条件面さえ取っ払えば間違いなく2022年を代表するドラマの一つになり得ます。
ソンジャという1人の在日韓国人女性を軸に、日本と韓国両国の2つの時代を行き来する。賎民意識や日本人の優越感、歴史的に目を背けてはならない関東大震災朝鮮人大虐殺など、社会性の強い作品性を貫いた意欲作。
すべての日本人に観てほしい傑作ドラマ。
映画『ミナリ』でアカデミー助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン演じる老年期のソンジャは圧巻の存在感ながら、エピソードが進むごとに“この土地で生き延びなければ”と強い決意を固めていく若かりしソンジャを演じたキム・ミンハも素晴らしかったです。
【配信3位】ピースメイカー(U-NEXT/HBO MAX)
映画『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』からピースメイカーを主人公にしたスピンオフ。DC&ジェームズ・ガンらしいグロとエロとコメディ要素をてんこ盛りにしたバラエティ豊かな大傑作!
個人的な推しはビジランテというキャラですが、このドラマを観たらピースメイカーが愛おしくなること間違いなし。
あと観るかどうか迷ってる人はまずオープニングだけでも観てほしいです。釘付けになっちゃうので。
『ワイルドスピード』や『ザ・スーサイド・スクワッド』への出演を機にスターダムにのし上がりつつあるジョン・シナ。
実はプロレスラーWWE時代はロック様ことドウェイン・ジョンソンよりも世界王座獲得数が多い大スター。映画界でもロック様の活躍や人気っぷりに追いつけるか!?
【配信2位】ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪(Amazonプライム)
自分も大好きな『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚で、中つ国第二紀を描きます。主にガラドリエル視点で進行しながら、ハーフット、ドワーフなど複数の視点を織り交ぜます。
とにかく圧倒的な映像美には目を奪われっぱなし。シーズン2を早く観たい!
2022年は『ロード・オブ・ザ・リング』『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の三部作が日本公開20周年記念ということで、劇場でIMAX上映されました。
そんな話題と重なるように、ついに封切られた『ロード・オブ・ザ・リング』前日譚ドラマ。もはやドラマのスケールとは思えないロケーションやCG映像の美しさに目を奪われること間違いなし!
中つ国の過去の秘密が明かされていくエピソードは、映画ファンでも眉唾物です。
【配信1位】WeCrashed/スタートアップ狂騒曲(AppleTV+)
途轍もないスピードでWeWork躍進を実現させ、ビジネス界に旋風を巻き起こしたアダム・ニューマンの伝記ドラマ。
ジャレッド・レトとアン・ハサウェイのスター俳優がメインを張ることもあり、彼らの持つカリスマ性で強く成り立ったといえるでしょう。
伝記物好きからすればこの上なく楽しめる作品で、実際にビジネスの場で起こったであろう緊迫感ある交渉や牽制、何よりもアダムの溢れんばかりの才能を堪能できたことで大満足、大好物な作品。
本作については以前noteでも解説を執筆しているので、ぜひご覧ください。
■2022年ドラマベスト5【地上波ドラマ部門】
今やほとんど地上波テレビを視聴しなくなったのですが、ここ数年はドラマだけはTVerで視聴する習慣がつきました。
リアルタイムで観るのが難しい層(また録画機能がない人)には良い時代になりました。サブスクのように一気見のような見方はできませんが、毎週最新話が地上波放送されるたびに最新話が更新され、そこから1週間視聴ができるので自分のタイミングを見つけて視聴するという選択ができるのも良いです。
では、次に地上波ドラマで面白かったベスト5を発表します。
【地上波番外編】エルピス—希望、あるいは災い—
いきなり番外編として紹介しましたが、本作は地上波ドラマとしてはTBSで企画が通らずに、フジテレビ系列で放送が決まった経緯があります。同時にTVerやU-NEXTでも配信されており、ドラマをあまり観ない映画好きも結構観ていた印象があります。
地上波放送されたのでランキングに入れることも考えたのですが、もはやその枠さえも超えて放送されたこと自体に意義があるので特別枠の【番外編】として紹介。
もはや2022年を代表するであろう日本ドラマ。民放では企画が通らなかったことも頷ける攻めた内容に感服!
殺人事件の真犯人は正直さほど重要ではなく、それをひた隠す国家権力やその権力の強大さに打ちひしがれることになります。
巨大な権力に立ち向かうべく落ち目の女子アナとただのボンボンで何も持たない新人ディレクターのバディものとしても秀逸。
気づいたら岸本演じる眞栄田郷敦に夢中になってる自分がいました。いやはや彼の出世作となるのではないでしょうか。
本作を観たら牛丼大盛り、カレーライス、イチゴのショートケーキが食べたくなるのは既定路線。
【地上波5位】魔法のリノベ
2022年夏ドラマのダークホース。
波瑠と間宮祥太朗の織りなすお仕事コンビは目が離せない。バリキャリワケありウーマンな波瑠と営業で数字が取れない間宮祥太朗、しかし怒涛のように成長する間宮くんに信頼感を得てしまう構造は実にお見事。
駆け足気味かつ出来過ぎ感のある最終2話だけが少し惜しい…という印象。
ただ、住宅業界やリノベーションの基礎的な取材がしっかりなされており、仕事ドラマとしてはとても見応えがあったし勉強にもなりました。
【地上波4位】ファーストペンギン!
めちゃくちゃ面白い!仕事ドラマとしては『悪女わる ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』に並ぶ2022年代表作。
特殊な技能も何も持たないただのシングルマザーが、一つの漁師会社を劇的に生まれ変わらせた嘘のような実話。彼女の“ファーストペンギン”として飛び込んだその度胸とやり切る力が日本の漁業を大きく変える!
さらに全話視聴後に原作小説を読んで驚いたのが、実話採用度の高さ。
「さすがにこれはフィクション(脚色)だろう」って勘繰っていたエピソードが本当にあった話で、ドラマで語られた大半は嘘なしの物語のようでした。
何よりも驚いたのが堤真一演じる片岡さんのモデルになった人が本当にそのまんまのキャラだったこと…なるほど…笑
【地上波3位】未来への10カウント
キムタク演じる元ボクサーが指導者として再起をかけるドラマ。
どん底から這い上がろうとする桐沢という男と彼を心底支える折原という教師のバディドラマとしても恋愛ドラマとしても質が高い。
細かい気になる点にも目を瞑ってしまうほどエモーショナルなシーンの連続で、2022年春に毎週楽しみにしていたドラマの一つでした。
とにかく満島ひかりの他の役者には出せない個性や挙動、すべてに釘付け!
【地上波2位】悪女わる ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~
2022年春ドラマNo.1の満足度。
田中麻理鈴という特異なキャラを見事自分のモノにして演じ切った今田美桜に拍手!今後のさらなるブレイクに期待がかかります。
序盤こそ田中のキャラに慣れるのに苦労し、鈴木伸之のキャラの露悪的な描き方に辟易したが、後半は怒涛のように文句のつけようがない面白さに。
オリジナル版の『悪女』でも主演を務めた石田ひかりが管理職として登場したのもポイントでしょう。
何よりも田中と江口のりこ演じる峰岸の上司と部下という関係を超えたバディドラマとして大変見応えあり。最高でした!
【地上波1位】silent
言わずもがな2022年を代表する地上波ドラマ。
耳が聴こえないドラマや映画はこれまでいくつも輩出されてきたが、ここまで新しい気づきを与えてくれるドラマもなかなかないでしょう。
しかも実績のない新人脚本家の紡いだ物語だというから尚更驚き。生方美久…野島伸司や野木亜紀子、北川悦吏子、坂元裕二などなど、名前を聞けばドラマを観るきっかけになり得る実力派脚本家に肩を並べる日もそう遠くないかもしれません。
何よりもモブまで含め全キャラクターに血が通っているのが見事でした。
川口春奈、目黒蓮、鈴鹿央士、夏帆、風間俊介、篠原涼子、石川恋、桜田ひより、板垣李光人、全員の名前をあげたくなるほどみんながみんな魅力的。
僕は湊斗くんと友達になりたい。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
昔のように、このドラマを観た!と言って学校や職場で話題になることも少なくなった気がします。しかし、”silentロス”という言葉が生まれたほど、ドラマ『silent』は2022年下半期の話題を席巻しました。
Official髭男dismの主題歌「Subtitle」もドラマとリンクしており、とても良かったです。
さて、冒頭にも紹介した通り、これだけに飽き足らず、各ドラマの部門賞を勝手ながら選出して紹介する企画も近いうちに考えています。
ノミネート作品だけは早めに出そうと思いますが、できるだけ多くのドラマ作品や出演した俳優陣のことを知ってほしい思いで実施する企画なので、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。