ここから人事が減ります
HRアナリストの立場から。
コロナショックで労働市場にもここから大きな影響がでますが、とりいそぎ僕の周囲は人事/人材系の人材が多いので説明しておきます。
【よくあるパターン】
業績悪化
↓
採用ストップ
↓
採用チーム縮小
↓
人事部の組織見直し
↓
営業現場への異動
※ここで人事としてのキャリアがいったん途切れます
結果として世の中全体から人事人材が減少します。これまた景気が底を打って上昇を始めると人事人材の求人が開始されるわけですが、そのころには営業現場の人材として重宝されているので(有能であれば)個社内でもマクロでも職種移動が難しくなり、結果として世の中に人事人材の求人倍率が上昇します。
逆にいうと人事系人材(バックオフィス全般そうですが)は景気悪化時のセルフセーフティネットは「いつでも営業職もできますよ(稼げる人材)」ということになります。
こんなこと好景気の時に言うと人事は誰も聞いてくれないんですが、今はご理解いただけるかと。
どうしても人事から離れたくない場合は
・営業職兼務人事
・コロナショックに負けない組織作りをスピーディにできる
のいずれかの道をお勧めします。
好景気の時の浮ついたHRだけしか知らないと、有事のネガティブな人事に対応できないだろうとは思っていますが、ここがHRの経験を伸ばすとても重要な機会であることもお伝えしておきます。
故、江副さんの「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」は有名な言葉ですが、望まない機会でも成長の機会にはなりますね。