【弓道】矢摺籐をキレイに削る方法~濃州兼松作ナイフはスゴい!~
矢摺籐を削る、それは弓道初心者がつまづく過程の一つです。弓具店にお願いして削って巻いてもらうという手もありますが、お金もかかります。それに弓道家たるもの、自分で削れるようになりたいですよね。自分の道具は自分でメンテナンスできた方が絶対楽しいです。今回は削り方について私のやり方を紹介したいと思います。
道具
まずはどんな道具を使うかです。YouTubeなどで動画を探してみるとカッターナイフを使っている方が多いです。私も最初は大きめのカッターナイフを使っていましたが、なかなかコツを掴むまでに時間がかかりました。
そこで私のオススメは幽林堂弓具店さんのオリジナル商品「籐ヘラ・ナイフセット(濃州兼松作)」です。
このナイフの切れ味がすごく気持ちが良くて、感動しました。ヘラも使いやすくて、矢摺籐を巻くときもしっかり締め込むことができます。少しお値段しますが、私はその価値は十分にあると感じています。
初めて削った日でこのクオリティです。なかなか薄く削れてると思いませんか?
濃州兼松(のうしゅうかねまつ)は岐阜県関市が誇る刃物の名門です。この地で800余年にわたり受け継がれてきた刃物づくりの精神を、今に伝える老舗ブランドとして知られています。
戦国の世、天文年間(1543年頃)に誕生
刀剣から印章彫刻用具まで、多彩な刃物を生み出す
関の鍛冶職人たちが磨き上げた技で、抜群の切れ味を実現
柄には鹿革を採用し、握りやすさと滑り止め効果を両立
戦国武将たちの愛刀を手がけ、その名声と共に繁栄
時代を越えて受け継がれる伝統技術と、現代の革新的な製法を融合させた濃州兼松。その代表作である日本刀は、美しい輝きと鋭い切れ味で、刀剣愛好家たちを魅了し続けています。匠の技が息づく一振り一振りに、日本の刃物文化の粋を感じることができるでしょう。
削り方
削り方もYouTubeなんかを見ていれば、色々な方法が紹介されています。不器用な私が試行錯誤した結果この動画の方法がもっとも綺麗に削ることができました。籐を膝と刃で挟む方法です。この方法で削ると、厚みも調整しやすいです。私は膝にタオルハンカチを置いて削りました。これがないとズボンがビリビリになってしまうのでご注意を。
個人的には↓の動画で紹介されているように親指で挟む方法にあこがれるのですが、これはしばらく練習したいと思います。
まとめ
今回は矢摺籐の削り方を簡単にまとめました。削り心地は道具でかなり変わります。まずは自分の手になじむものを探してください。濃州兼松作のナイフは特におすすめです。今後も削り方は研究していこうと思います。