現在の写真に至るまで⑦~写真編集について~
こんにちは。前回はようやく現在の写真に至るまでという話の核心に近づいた話でした。一応リンクを張っておきます。
深掘りをする
前回お話した"写真×映画"ですが、そもそも好きな写真や映画とは何かを自身で深掘りしてみました。まず写真はフィルムで撮影した写真が好きだったんですね。あのなんとも言えない色彩のトーン、粒子感。ジャンルは違いますが、アニメなんかも昔は手塗でしたが、今ではデジタルになって色がきつく感じるんですね。懐古主義というわけではありませんが、世代的に馴染みがあるのがアナログな色彩だったということでしょうか。
ならフィルムで撮影すれば良いだけの話なのですが、現像コストやそれにかかる時間のコストなんかも加味すれば、自分の気質にはあまりフィットしませんでした。そこでデジタルで何とかフィルム感を再現できないか模索していた頃、"VSCO FILM"というプラグインを発見しました。当時は2013年。今では誰もが知っているVSCOですが、その当時は周りで知っている人はプロでもほとんどいませんでした。
当然好奇心に負け購入してみました。結果、これがすごく良かったです。
こんな普通の写真が
ワンクリックで
ここまで変わります。
当時のお客様にも「どうやってこんなフィルム感出してるの」など聞かれるたびに"VSCO FILM"をおススメしていました。
残念ながら2019年現在"VSCO FILM"はダウンロードも出来ず、今後のadobe製品にも対応しないアナウンスがされ、スマホのアプリのみ利用可能になってしまいました。実質上のディスコンです。今ではあまり使用しなくなりましたが、当時は最高のツールでした。
そして、このフィルム感の写真に映画の要素を足していきます。
まず、16:9のアスペクト比に変更
そして、さらに前回でお話ししたレターボックスを足すと
あっという間に"写真×映画"が出来上がりました。
どうでしょう?かなり映画、それもフィルム映画らしさが出たのではないでしょうか。しかもこの処理は1枚あたり2分もかからないのもポイントです。実際にどういう作業をしているか気になる方がいらっしゃるのであれば、また詳しくお話します。
当時はこれが一つの完成形でした。あくまでも当時です。これから2年後、さらに映画というキーワードに対して深掘りした結果、さらに進化した"写真×映画"が生まれます。
詳しくは次回の投稿で。またお会いしましょう。