社長賞受賞によるドイツ出張レポート:世界のマーケットから見えてきたテラドローンの展望
こんにちは、測量事業本部長の森田雄志(@yuji_yugy)です。
昨年度末に受賞した社長賞「Challenge as Global No.1賞」の褒賞を海外出張のために利用させていただき、先日ドイツ出張を実施しました。出張によって見えてきた、テラドローンが次に目指すところは?など語っていきます。
私のインタビュー記事はこちらからご覧ください。
テラドローンの目的は、「新産業で、世界に勝つ」
先日、ドイツで毎年開催されている世界最大級の測量関連展示会「INTERGEO」に参加し、世界各国で活躍する企業とミーティングを行いました。
以前から、参加したいイベントでしたので、タイミング良く社長賞をいただき、海外出張を選択・提案をして認めていただきました。褒章で海外出張ということも珍しいことかと思いますので、なぜテラドローンは海外出張を褒賞として認めていただいたのか、その背景をお話します。
そもそもテラドローンは、グローバル市場で戦うことを前提に創業された会社です。新産業を用いた日本発のベンチャー企業として、世界に通用する会社となる。その新産業としてテラドローンは現在、「ドローン」や「空飛ぶクルマ」の事業を行っています。特にドローン事業は2016年の黎明期から関わっており、2020年にはドローンサービスランキングで世界No.1に選出されました。今回の海外出張でも、お話しした方の約6割が「テラドローンを知っている」と言ってくれてグローバルでの認知も広がっていることを実感できて嬉しかったです。
海外展開を見据えた取り組みの1つとして、M&Aも積極的に行っています。たとえば、2023年の7月にはベルギーに拠点を置く、運航管理システムプロバイダーの「Unifly社」を子会社化しました。これにより、ドローンや空飛ぶクルマの運行管理事業が国際的に発展するはずです。
今後も、国内外問わずこういった事例を増やしていきたい。そのためには、海外の同業他社からの情報収集が欠かせません。今、ドローン業界では何がトレンドなのか。どんな市場の流れになっているのか。どんなテクノロジーに注目が集まっているのか。私もオンラインでよくディスカッションはしていますが、画面越しでは、マーケットの全体感を掴むことや、キーマンとの関係性を構築することには、どうしても限界があります。そのため、常々「海外の同業他社と、オフラインで深い話がしたい」と思っていました。
参考までに、テラドローンには、「テラの寺子屋」という世界を牽引するリーダーを輩出していきたいという思いがあります。世界で勝てるチームを作るため、次の会社の成長を支える社員の成長機会を積極的に提供する社長賞の褒賞制度や新規事業立ち上げの提案ができる「テラチャレ」という制度があり、そのようなチャレンジの機会か多い制度を最大限に活用したいと考えており、非常に効果的に活用できました。
テラチャレについて
流れの早いドローン市場で勝つためには、最先端の世界を知らなければいけない
流れの早いドローン市場で勝つためには、最先端の世界を知らなければいけない
今回のドイツ出張では、オンラインではキャッチアップできないようなお話をたくさん聞けました。誰がどんな開発をしているのか、どんな意図でこのプロジェクトを立ち上げたのかなど、普段よりも2、3段以上深い話ができて、非常に刺激的でした。
他にも、中国企業の技術力や世界展開の意欲に圧倒されました。実際に出展企業は中国の割合が50%くらい占めており、ブースの規模も大きく会場内でのプレゼンスも高いように感じました。また、業界が一気に変わるような測量技術が開発されていたり、AIを活用したソフトウェアが発表されたりと、多くの驚きがありました。
同時に、テラドローンの課題も見えてきました。本来なら、中国企業のような業界をリードする立場は、ドローン事業に黎明期から関わってきた私たちの使命です。
テラドローンの測量事業は、ドローンレーザーの販売やサービスにおいて日本ではトップレベルのシェアを獲得しています。しかし、世界市場に目を向けると、まだ多くの未開拓の領域があります。言語や独特な商習慣、法規制等の観点から世界的に見ると参入が難しいと言われている、「日本のマーケット」を対象にしているため、販売数を確保できていますが、ドローン業界は非常に市場の流れが早く、日本参入の壁を乗り越えるような画期的な技術や商品が生み出されるスピードも早いので、いつ国内外の優秀な企業にシェアを取られてもおかしくありません。
このような状況下において生き残っていくためには、今以上に熱量高く新技術の開発や、シナジーが期待できる企業とのM&Aを進めていく必要があると感じました。
そのためには、市場の流れに合わせて柔軟に戦略を変えていかなければいけません。そして、市場を正確に把握し、戦略を立てられる能力がより求められるようになってきます。次に開発すべき技術はなんなのか。どこにリソースを割くのか。どこで競合他社との差別化を測っていくのか。グローバルの第一線で戦い続けるには、急速に変化する市場の中でも、冷静かつ正確に戦略を決め、組織を引っ張っていけるリーダーが必要です。
そういった意味でも、組織のリーダーは世界に赴いて、最先端の情報をキャッチアップしていく必要がある。今回のドイツ出張で、その重要性を再確認できました。
本気で世界を目指すから、国外でチャレンジできる環境がある
実は、海外出張は私にとって初めての経験でした。
ちなみに、今回は初の海外出張にもかかわらず、一人で参加したんです(笑)。普通の企業では、1人で行かせていただくことは無いかと思いますが、自分自身で事前調査や仮説を持ち、自分のアウトプットに責任を持って行けたからこそ、多くの学びがありした。
グローバルへの挑戦を掲げている企業は、私たち以外にもたくさんあります。でも、一社員がこのように身の丈以上のチャレンジをさせてもらえる機会は、なかなかないと思います。制度上は海外出張や出張があっても、ほとんど活用されずに面接時のリップサービスになっていることも多いと感じます。その点、私の例を見てもらえればわかるように、テラドローンではしっかり機能しています。むしろ海外出張は世界を目指す企業では当たり前なことだと思っています。
社長賞の褒賞を活用しましたが、事業成長のために必要でしたら、褒賞が無くても行くことができます。で今テラドローンに在籍しているメンバーはもちろん、今後入社される方々にも、ぜひこのチャンスを掴み取ってほしいです
何度も言っているように、テラドローンは新産業を用いた日本発のベンチャー企業として、世界に通用する会社となることを目指しています。グローバルで戦うためには、常に最先端の情報に触れ、市場に即したプロダクトを作り続けなければいけません。そのためには、現在いるメンバーの育成と同時に、グローバルに挑戦する気概を持った、視座の高い方の採用も重要です。
国内だけでなく、海外のマーケットも見たい方。海外の情報も踏まえたうえで、事業戦略を立てたい方。そして、直接自分の目で世界を見て、変えていきたい方。そんな方に力を貸していただけたら、テラドローンの海外展開はさらに加速すると思っています。
テラドローンで、一緒に世界に挑戦しましょう!カジュアル面談のご応募をお待ちしています。