みんなから紹介文が届きました。
こんなことがあっていいんでしょうか。
わたくしがせっせと、レコーディングに参加してもらったメンバーの紹介文を書いてnoteに投稿していたら、ベースモンドのりんさんが、「ひとり紹介されてない人がいるじゃないか!」と、メンバーから、わたくしさいとうの紹介文をそれぞれ集めてくださいました。しかも、その内容が、ほとんど褒め・・・。いや、まじで、おれ超わがままばっかり言って、好き勝手やらせてもらってるんです。それなのに、・・・それなのに!!泣いちゃう!!
みんないいヤツや・・・最高やで!!(謎の関西弁)
ということで、ここに公開させていただき、わたくしピアノモンドさいとうの紹介文と代えさせていただきます。ちなみにぼくはそうとう頑固みたいですw
それではどうぞー!
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ギターモンド そんくんより
この人を知る人はほとんどの人が「天才」と口にする気がする。
やりたいことをやりたいだけやっただけ、と本人に言われてしまいそうだが
そもそもそれができるというのが天才だと思っているのできっとこの人は天才なんだろうな
あときっと生まれた時からコーヒーの淹れ方を知っていただろうし、きっと生まれた時から♭13thの意味を知っていただろうなあという勝手な想像をしつつ、きっとこの人は天才なんだろうなあ(二度目)と俺も思っている。
きっとこの人は天才なんだろうなあ・・・(三度目)
ピアノモンド えりじょーより
いよっ!センスの塊!
パーカスモンド アンドウ エリより
さいとうさんがいる空間って、 いつも、自由と、創造を面白がれる余白がゆる〜く漂っている感じがします。
それにいつのまにか救われてる人って、結構多いんじゃないでしょうか。
トロンボーンモンド Angry aiより
緻密さ、繊細さ、行動力、実行力、優しさ、頑固さ(いい意味で)、根性。他...バランスよく 持っているのがサイトーさん!今回の作品ではその人間性がサウンドへもろに影響しているなぁと感じました。素晴らし い!
フルートサックスモンド 星 定宏より
齋藤佑二について書こう
一緒に音楽をしたのは、確か数年前、 夏祭りのやぐらの上で演奏した時。 それは急遽編成されたバンドで、 齋藤くんはキーボードで参加してもらった。 その時のことは今でもはっきり覚えている。
ステージ最後の曲も後半に差し掛かってきた時のことだった。 彼はおもむろにオルガンの音色で 『ギュワーン』とロングトーンを弾いた。
リハでは一切そんなことをしていなかったのに、突然のプレイだった。 そして、その音色は夜空の下でギラギラ光るやぐらとお祭りのシーンに妙にマッチして、 曲のクライマックスへ向けて自分のテンションも、バンドのサウンドも、もの凄くあがっ た記憶がある。
特別なことをしたわけではない、 何てことない1音だったかもしれない。 でも僕にはグッときた。
その時、彼の音楽への態度を知ってから、
齋藤佑二は何かと気になる人になった。
齋藤佑二はコーヒー屋であり音楽家だ。 僕は雑貨屋であり音楽をする。
何となく近しい感じがする。 でも違いがある。まず年齢が結構違う(彼のほうがずいぶん年下だ) だけどそれ以上に決定的に違うものがある。 それは僕が社会の中で生きていく中で手離していったものを、 彼は手離していないことだ。
職業でも音楽でも。
それは年長者の僕には危うくも見え、
でもそれ以上に眩しく見える。
齋藤佑二はよく悩む 少なくとも僕にはそう見えた。 でも悩みながらも自分で行動し 一つ一つ形にしようと、もがいているところ それは紛れもなく齋藤佑二という表現だと思う。 実際に本人にも言ったことがある。
過程も含めて面白いことしてること自体に価値があるよ!と。 『いや〜どうせ。。。』と口癖のように言っていた時期もあった。 もっと出来るんじゃないか、 したいけど、しなければ、という焦りもあったのかもしれない。 でももうそろそろいいんじゃないか abe-wakanaという才能との出会いから 最高の輝きを放つ『glassmond』が生まれたのは 間違いなく齋藤佑二、その人が作り上げたものなのだから。
これからどこまでいけるか楽しみです。
ドラムモンド 車田健二郎より
さいとうゆうじという男。
美味い珈琲を淹れ、グッドな鍵盤を弾き、グラスモンドがグラスモンドたる所以こそ彼の存在だと思います。
私のヘンチクリンなドラムすら、色や熱を帯びるような素晴らしい曲へのアレンジ。
これからもよろしくどうぞお願いします。
abe-wakana(copyandpaste)より
はい、そうですね。最初は。
わたしは飲み物を買いに来ただけだったし、自分の研究していることや興味のある音楽や 人について話しただけだったし。とりわけ少年漫画のように稲妻が走るような感じでもな く、ただ雲の流れのように、風の流れのように、飲み物を作ってもらって受け取って飲 む、の、時間の中に豊かさがあって。
それから、繊細な糸で絡まり歪みながらも響き合うような音たちを聴いてもらったとき、 「何だこれ!?」と面白がってくれたことがとても嬉しかった。面白がる、ていうのはそ う容易くできない。共感とは違うベクトルで、当時の自分にとっては久しぶりだった。わからなくても、気になるていう感覚が謎に尊い。
次に会ったとき「この前の歌にピアノをつけてみたんだけど」といって聴かせてもらった ときは、こんないいことが自分に起きてよいのかとさえ思うくらい上質だった。 それからというもの、スタジオに入るたびにメンバーが増えていき、「これはONE PIECE なんだわ。きっと旅の途中でそのうちナントカの実とか食べたり作ったりして助けたりす るやつだ」て毎回思ってた。 音源として残したいね、とは毎度の如く話していたけど、本気でそうやろうとしてからリリースまで試練がいくつもあったし、傷つくことも「あ〜わっかんね」て思うことの連続 だった。けど、辿り着いた〜〜〜!!!!やったね!はなまるです。
ピアノモンド、さいとうゆうじ殿。
救われたのはわたしだったし、何より互いにリスペクトしあえるのは本当に有り難いんです。
このglassmondは、 下駄を履きながらも、演奏からマスタリング、さらには声まで素晴らしいテクニックをも つそんさん、 洒落たセンスにハイエイタス・カイヨーテの魅力を教えてくれるけんじろーさん、 あらゆる方面に曲のイメージをどんどん膨らませてくれるスペシャルユーモアパーカッションのあんちゃん、温和に毎回違うソロを演奏してくれる最高な星さん、 レコーディングやライブで、音の軽やか快感シャワーを浴びせてくれるえりじょー、 明るくて最高なノリとサウンドで盛り上げてくれるAngry aiさん、弦楽との共鳴の美を壮大に表現してくれたQuartet DONKAさん、そして、さいとうさんのことをコーヒーから音楽までずっと温かく見守り支え合っている りんさん、、 こんなスペシャルな人たちと惹き合わせてくれたのは全部、さいとうさんなんです。さい とうさんだったからですよ、凄〜!!!
glassmondはしっかり、ちゃっかり前に進んでいます。漕ぎつづけないと前に進まない かもしれないけど、ときどき流れに身を任せて浮かんでみるのも楽しいかも。そんな船は 面白そう(あ、ドリンクだったり船だったり、この比喩伝わりますか?)。
それでは、また新曲で。
ベースモンド さとう りんより
さいとうゆうじという男
彼の心のこもったメンバー紹介が一段落した訳だが 一人取り残された人物がいることに気がついた。 バンドのメインパーソンさいとうゆうじ(以下:ゆうちゃん)だ。
僕は今回のレコーディングメンバーの中でも彼とは割と長い付き合いで、 年齢も割と年長なのでこれは書かねばと、 この文がネット上に掲載されるか否かは別として 勝手な使命感のもとに書いてみる。
まず、今回のEPが完成し、多くの方に聴いていただく手筈が整ったことに対して ゆうちゃんには本当におめでとうと言いたい。
この音源のアレンジメントはほぼほぼ彼のいい意味での独壇場だったし、 たくさんのミュージシャンに協力を仰いでこの一枚に結実させることに 僕はかなり肯定的ではあったけれど、反面、そんなことは夢物語で、 最後のパッケージングにまで至るのかという疑念を言葉にしてぶつけてしまったこともあったように思う。その点とても申し訳なく思う。あべわかなの天才的なインスピレーションを得て見事に音源として実を結び、たくさんの方々からうれしい感想を聞くたびに ゆうちゃんの成し得たことの凄みを手放しで賞賛したい。
群馬出身のゆうちゃんは結婚を機に東京から須賀川に越してきた訳だが、 初っ端にして試練が襲う。東日本大震災。右も左もわからず、頼る知人もおらず、 しかも何と言っても奥さんは所用で四国に滞在中。 二進も三進も行かない状況は容易に想像がつく。 激しすぎるその後の十年の門出だが、それから僕が知りうる彼の十年も同様に激動だった かもしれない。 広告系の仕事?(曖昧)やラジオの仕事を経験し、引越しや、家の新築、出産育児、修行に開業、 とてもとても濃く移ろい豊かな十年を自分のペースで、そして何と言ってもDIYでくぐり抜けてきた。
彼の人生はDIYで満ち溢れている。思考が”普通”では無いのだろう。 気に入ったマグカップが無ければ陶器市に行って探そう!とはならない。焼けると思って る。
気に入ったコーヒーを飲むために豆を焼いてみよう!これは職業にしちゃった。 ビール大好き過ぎるから作っちゃお!(実際に作ったかはセンシティブな事項なので記さ ないでおく) 家の外壁塗装は当然のごとく足場からローラー掛け。ウッドデッキは当たり前。
こうしたいああしたい、あれ欲しいこれ欲しい、をとにかく
自分で達成できると思っているふしが往往にしてあって、
しかも、クオリティに差があるにせよ大概成し遂げているように思う。
壁にぶち当たった時にスペシャリストの力を拝借するのも実にうまい。
数年前、彼の群馬の実家にお邪魔したことがある。家に使っていない陶芸用の灯油窯があるのでそれを福島に移送できないかを下見に行くのに誘われた。
まずその理由がぶっ飛んでる。家に陶芸の窯?しかも電気じゃなくガスでもなく灯油?そして陶芸家でも無いのに持って帰って火入れるつもり?(未だ実現していないがこれからの楽しみかな)
そんなネガティブな疑問もそれまでのゆうちゃんの暮らしぶりを見ていたせいか1ミリも浮かばなかったのがこれまたすごい。
迎えてくださったご両親の印象も強い。お母さんは陶芸をはじめ漆芸、アート、ガーデニ ング、料理なんでも自分でこなすスーパーお母さん。我が家にもたくさん器を譲ってくれた。これ、ゆうちゃんまんま遺伝子受け継いでるわと言った感じ。
対するお父さんは誰に対しても柔和でジェントル、それでいて何か内面に強い芯のよう な、良い意味の頑固さのようなものを勝手に感じ取ったのだがどうだろう?もしそれで合っているとしたらこの”良い頑固”ってのも大いに受け継いでいると思わずにはいられない。
こうして改めて”ゆうちゃん”を考察すると、バンドのメインパーソンが超DIY人間でしかも頑固者っていうのが今回の音源を完成させるに至った大きな要因だったと個人的に は思う。 ゆうちゃんの姿勢や情熱がたくさんの人を動かしたし、それぞれの一音一音に昇華した。 常々「もう少しちゃんと音楽やってそっちの方に進んでもよかったなー」と言っていたけ れど
もしかしてその夢にもしっかりと近づいてる?DIY人生が続く限り、成し遂げるのも必然に思えてわくわくしてます!