メンバー紹介〜弦楽モンドQuartet DONKA〜
さあ、レコーディングメンバーの紹介もこれが最後となります!十六夜の月で参加してくださったQuartet DONKAのみなさんです!
Quartet DONKAは、1st violinの高宮城凌さん、2nd violinの菅野千怜さん、violaの今井凜さん、celloの坂井武尊の4人からなるストリングスカルテットです。みなさんそれぞれ、オーケストラやいろいろな現場で活躍されている演奏家の方々です。
出会いは、わたくしのコーヒー屋、Ordinary Coffeeがある、須賀川市民交流センターtetteでした。いつものように営業しながら館内を眺めていると、お店の前を楽器っぽいものを背負った4人組が通りました。普段からわたしはなんとなく気になる人が店の前を通ると、その人を覚えておくようにして、もしお店に来てくれたりしたときは、声をかけたりしているのですが(控えめなナンパ師のようだ、キモいな!w)、その時も、「あの一番大きいケースは形から言ってきっとチェロじゃなかろうか・・・そして四人組ということは、もしかして弦楽四重奏の方々では!!」なんて思いながら眺めてました。
それで、コンサートかな練習かななんて思っていたのですが、それらしき催しもない。・・・あと残された選択肢としては、ラジオ出演か!ウルトラFMで音楽系のことは、佐藤正彦さんに聞けば間違いない・・・と思い正彦さんにメールしたら、ビンゴ!まさに今から収録予定だとのことでした。
で、演奏も収録するというので、ぜひ聴いてみたいな〜と思い、「コーヒー差し入れするんで見学させてください!」と無理言ってお願いし、見学させてもらいました(ほんと厚かましいやつだな!)。
ただその時の演奏は、本当に忘れられない体験になりました。ああいったストリングスのプロの方々の演奏を、あの近い距離で、しかもラジオブースのような反響の少ない場所で聴いたのは初めてで、すっごく生々しく聴こえました。またその4声のハーモニーが気持ちいのなんの。すっかりファンになり、写真も撮ってもらっちゃったりして(ミーハー)。
その後もtetteでの演奏や、三春町でのコンサートなど、何回か聴かせていただいたのですが、本当に素晴らしく、すっかりハマってしまいました。なんというか、オーケストラまでになると、いろんな楽器がありすぎて脳が追いつかないのですが、カルテットだと、旋律を弾く楽器が変わっていったり、ハーモニーの動きだったり、そういうのがなんとなく分かってくるので。とても聴いてて楽しいです。
それで今回、どうしても十六夜の月にはストリングスの音が鳴ってるのが頭の中で聴こえていたので、無理を承知で、ダメ元でお願いしたところ、なんと引き受けていただきまして・・・。ほんと、こんなことってあっていいのでしょうか、って。
レコーディングは、みなさん普段は首都圏で活動されているので、ちょうどコンサートでこちらにいらっしゃときに録音させていただきました。しかもお昼公演と夜公演の間の休憩時間に・・・。ほんと、頭が上がりません!ありがたいです。
そうそう、今回わたくし初めてストリングスのアレンジをさせてもらったんですが、これがめちゃくちゃ楽しかったです。たぶん、聴く人が聴けばいろいろと変なところもあるんだと思うのですが、とにかく、コードとメロディに対して、4声でどうやってアプローチするのかを考えるのは、とってもやりがいがありました。それをDONKAのみなさんがめっちゃ素敵に仕上げてくれました。ほんと、さすがとしか言いようがないです!またぜひお願いしたいな〜。
さてさて、glassmondの初EP、「tasting night」のレコーディングメンバーのご紹介もこれで一旦おしまいです。読んで頂きありがとうございます!きっと何度も繰り返し聴きたくなったに違いない!ぜひ生活のお供にして頂ければ幸いです。