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どこまで減らせばミニマリストと呼べるのか?

こんにちは、スタイルクエストのみずたにゆうじです。

「ミニマリスト」と一言で言っても、その言葉のとらえ方は様々ですよね。
もちろん、厳密にルールが決まっているわけでもありません。

極端に持ちモノを減らし、本当に余計なモノをそぎ落とす人もいれば、
空間に余白を残しつつも、お気に入りのアイテムを置き、心地よさを追求する人もいます。
なのでその落としどころは、その人その人の自由だと思います。
私は引っ越し期間中、どれほどのモノを処分し、
どれほどのモノを残すか とても迷いましたね。

今振り返って思うと、
モノを減らしていく段階が、自分の中で何回かあっと思います。
簡単に分けるとこんな感じです。

ミニマリストへの段階

第1段階:モノを仕分ける(モノ捨度:30%) 
第2段階:モノを厳選する(モノ捨度:50%)
第3段階:モノを最小限にする(モノ捨度:70%)
第4段階:モノを持たない生活(モノ捨度:90%)

これはあくまでも私自身の経験に基づくものですが、
どういう風に減らしていったのかを紹介したいと思います。

これからミニマリストをなってみようと思う方、
または、これから引っ越しされる方の参考になれば幸いです。

第1段階:モノを仕分ける(モノ捨度:30%)

家の購入が決まり、引っ越し日まで半年くらいの頃です。
引っ越しの計画がはじまります。
まずは、新しい家に持っていくものをリスト化して、
また、持って行かないモノの処分リストも作りました。
主には、不要な家具など大きなモノを粗大ごみに出す計画ですね。

この頃は、昔よりはちょっと広い家に引っ越せるので、
モノを減らそうなんてあまり考えていません。
どちらかというと、古い家具や家電を捨てて、
新しいものを買いなおそうと思っています。

第2段階:モノを厳選する(モノ捨度:50%)

引っ越しする日まで2か月くらいで、荷造りの計画を始める頃ですね。

私の場合はちょっと特殊な事情がありました。
それは、個人事務所用の物件も借りていたので、
荷物が多めだったのです。

事務所を先に解約して、その荷物で必要そうなものを一度、
前の家に持ってきたのですが、
この時にちょっと危機感を感じます。
「やばい、荷物が多すぎる」と(笑)。

ホントにこんなに必要なのか、改めて見直すことにしました。
さらに不用品リストを増やしていきます。
この頃から、お片付け動画やミニマリストの動画を見るようになります。
それを参考に、思い切って捨てる決意をしましたね。

第3段階:モノを最小限にする(モノ捨度:70%)

引越しが終わり新居の整理している頃です。

引越し(家族4人+犬)が思ったより大変でした。
もちろん引っ越しの作業自体は業者さんがやってくれるのですが、
主にゴミの処理が大変でしたね。
もともとが汚部屋だったり、ゴミ屋敷だったりしたわけではないのですが、
それでも前の家(3LDKの分譲マンション)に住んでいた13年間で。
かなりの荷物が溜まっていました。
粗大ごみは50個くらい出して、それを集積所まで運ぶのも大変でしたね。

引越して改めて、モノは多く持つべきではないなと痛感しました。
なので引っ越し後にも、さらに荷物を減らす覚悟をします。

あと新しい家具や家電を買う計画も見直しましたね。
具体的には、リビングにソファを入れることをやめました。
これは結果的に正解で、リビングがとても広く使えます。

第4段階:モノを持たない生活(モノ捨度:90%)

ここからは自分の荷物や書斎(寝室)の整理整頓になります。
家族全員にミニマリストを強要する、なんてことはもちろんしないです(笑)。

この頃は、もう自分はミニマリストだと言わんばかりに、
モノを減らすことに快感すら覚えてしまった頃です(笑)。
ちょっとあぶないですよね。

洋服、靴、バッグ、プラモデル、ミニカー、書籍、
オーディオ、カメラ、文房具、工具、など片っ端から処分。

あと大きいものだとホームジムは、
ダンベルを少し残してすべて処分しましたね。
これは引っ越し前から決めていたことですけど。

モノが無くなってスッキリしていくのと同時に、
無駄にモノを買ってしまっていたという罪悪感も感じますね。

そしてもう2度と、「余計なモノは持たないぞ」を思うようになります。

この頃には自分にとってのミニマリストのゴールが見え始めてきます。
今現在は、どの程度ミニマルに生活するか?模索を始めています。

モノに支配されない生活を送る

処分しまくった先に残った洋服、
それは自分でも意外なラインアップでした。

洋服は高価なものはなくなり、実用性があり割と安価なものが残りました。
靴やバッグのブランド品、限定品、コラボ品は処分しました。
こういうのって私は貧乏性なので、使わずにとっておいてしまうのです。
自分にはブランドは向いていないということが分かりましたね。

ただ引っ越し当初はこれらは残す予定でしたね。
ちゃんとリストも作ってました。
でもすべて手放そうと思ったのは、
本当に自分にとって必要かどうか、もう一度見直したからです。

将来的にこの服は価値が上がるとか、一生もののこだわりの一着だとか、
特別な日の為のハイブランドの靴やバッグなど、
そういう日はおそらく今後やってこないと悟りましたね(笑)。
まぁもしやってきたとしても、その時に考えれば良いことです。

なので値段的に価値があるものが残るのではなく、
コスパの良いものが最終的に残ります。

ある程度オシャレで、清潔感があり、使い勝手が良ければOK。
「自分にはこれくらいがちょうどいい」という線引きができるようになりましたね。

あとコレクションすることも自分には向かなかったようです。
好きなキャラのぬいぐるみがちょっとあれば十分です。
まぁもう少し増えるかもしれないけど(笑)。

自分でこれは価値があると思ってとっておく、
こういうモノを持ってしまうと、それらに支配されちゃうんですよね。
そして部屋のスペースをコレクション品に占拠されていきます。

もちろん、コレクション趣味を否定するわけではないです。
コレクションするならなおさら整理整頓のうまい人が向いていると思います。
自分のような雑多な人間は最初からしない方が良いと思いましたね。

余白のあるクローゼットを眺めて安心する、これが私の趣味のようです(笑)。

ミニマリストになると物欲がなくなるのか

私は一応、フリーランスのデザイナーなので、
ハイブランドやスーパーカーのデザインを見るのは今も好きです。
ただそうモノを買えるお金があったとしても、
買うことはもうないかなって思います。
あっでも人生の目標でポルシェ911はいつか欲しい 中古でいいので(笑)。

そう、物欲もなくなるわけではないと個人的には思います。
「これは必要ないな」と選別する能力が付いただけであって、
やっぱりネットサーフィンでショッピングサイトをダラダラ見ることもあるし、
何かを買いたい衝動に駆られる時もありますね。
ただ、「結局買わない」を選択できるようになったのは進歩ですね。
経済的にも少しプラスになるでしょうし。

というわけで、まだまだミニマリスト初心者ですが、
これからも自分らしいスタイル、自分らしいミニマリズムを追求していこうと思います。

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