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「◯◯が楽しみ!」という時の感情

人が「~~が楽しみ!」という言葉を使う時

キャンプや釣りなど、趣味の世界の物販がなぜ売れるのかという話で。

実際にキャンプにいってなくても、楽しい気がする(キャンプが「楽しみ」という言葉遣いを使う時)時に、やはりフローに入っているのではないか、という仮説。

つまり、一定程度そのアクティビティの経験があった上で、「何か道具がほしい」あるいは「道具を買ってまだ実際に使う前」のとき、「この道具を使ったらどうなるだろうか?」と想像するときに、思考が一定のものごとに集中することになって、「キャンプが楽しみ」とか口走るのではないだろうか。

(釣りやゴルフ、ダイビング、バイク、車、PC自作など、道具を使う趣味はすべて同じ状況ではないか)

つまり、趣味の場合、「買う前に実際の使用を想像して思考を占有し楽しいという感情に陥るフロー」と「実際に使ってみるフロー」の2種類が常にループし、お金がメーカーに次々に流れ、メーカーが儲かるのではないだろうか。

実際にアクティビティを体験しなくても、フロー状態に入るし、これこそが物欲の正体なのではないか。

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実際、自転車で世界一周をしたときも、実は準備のときのほうが「楽しかった」という気もするし、そういう人も多いのでは(旅行よりも、旅行をあれこれ準備しているときのほうが「楽しい」という感想は、わりとありがちでは?そしてこれはフローではないか、ということ)

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というのも、つい先週、自分が、仕事用に動画用カメラを新調しまして、自分が使うのが楽しみで、あれこれ考えたり、レンズを見ている間に、時間を溶かしたのに気が付き、「あ、これもフローかも」と思ったのでした。

自分を実験台に心理を考えていくのは、楽しいです。AHA体験を勝手に自分でやって、またフローに入る謎のループ。

物欲もフロー理論、承認欲求もフロー理論、とか、なんでもかんでも結び付けないほうがよいと思うけれども、感覚的には納得できてしまう。まぁ良い仕事をしている時がフロー状態なのは間違いなく、居酒屋で泥酔している年下にウンチクたれてるおじさんもある種フロー状態なのではないかとも思う。

だからおじさんは楽しいけど、部下は楽しくない。

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