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【分析①】何投目に強いのか【堤雄司データ集】

こんにちは。
以前投稿したデータ集の中から自分の気になっている部分、気になった部分を分析してみました。
結論だけ知りたい方は目次からさいごにを選択していただければと思います。
元のデータ集はこちらから↓

分析①:試技ごとの最高記録の割合

今回は堤雄司は何投目に強いのか?という分析です。
もう導入の長話はしません。
過去15シーズン105試合のうち、その試合における最高記録は何投目に出ることが多いのかを調べてみました。

青いバーが通算、オレンジが直近5シーズンになります。
通算のグラフを見てみると1投目、3投目がそれぞれ20%を超える割合となっており、4投目、5投目は10%を少し上回る程度になっています。
直近5シーズンに注目すると、なんと1~3投目がそれぞれ20%を超え、4~6投目は低い割合となっており、4投目に至ってはわずか5.88%しかありませんでした。

仮に全試技同じ割合と仮定すると16.66…%となるため、それを上回る数値を出せばその試技に最高記録を出すことが多い→強いと言えるのではないでしょうか。
その観点でいうと、通算では1投目、3投目といった前半と6投目に強く、近年はより前半型の傾向が強くなっていると言えるでしょう。
勝負強い選手だなぁ。
1投目に最高の投げを持ってくることができると言える一方、後半になるにつれて投げが崩れ、記録を伸ばせないとも言えるかもしれません。

分析①-1:試技ごとの最高記録の割合(シーズン別)

シーズンごとに分けたデータも表にして出してみました。
平均値である16.66…%を超える項目に色をつけ、数値が高くなるほど色が濃くなるようにしています。

個人的な考え…というか感想としては、2008-2011辺りでは6投目のあたりに色が集中し、その後2013-2016にかけて3、4投目に移行していき、2018以降1、2投目に色が濃くなっていっている印象です。

濃い色がシーズンを追うごとに矢印のように移行している印象

そうは言っても各シーズンに分けると多くても10試合程度しかなく、5試合も出場していないシーズンもあるため、この表で何かを断定することは難しいと思います。
しかしながら傾向として10代、20代前半の頃は後半型、そして年齢を重ねるごとに前半型に移行していったと考えられるのではないでしょうか。

さいごに

結果、堤雄司は前半に強く、1投目の記録がそのまま最高記録になることも多いが、たまに最終投擲で記録を伸ばすこともあるということでした。

投擲の試合において重要(だと思っている)な試技で結果を残すことにフォーカスし続けた結果がきちんと表れていて個人的には嬉しく思いました。
6投目に伸ばすってカッコいいよね。
この記事は分析をするだけで終わりましたが、いつかこの結果になった要因や理由なんかを書いていけたらと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
またね。

不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。