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【分析②】何投目が一番良い記録を出すのか【堤雄司データ集】
こんにちは。
以前投稿したデータ集の中から自分の気になっている部分、気になった部分を分析してみました。
結論だけ知りたい方は目次からさいごにを選択していただければと思います。
元のデータ集はこちらから↓
分析②:試技ごとの平均記録
今回は「何投目が一番良い記録を出すのか」というテーマで分析してみました。
前回の「分析①:何投目に最高記録を出すのか」と変わらないじゃないか、と思うかもしれませんが、なんにせよ見てみます。
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青いバーが通算の平均記録、オレンジが直近5シーズンの平均記録になります。
%表記なのは、その試技を自己記録(PB)と比較した数値にして記録の評価を平等にするためです。
グラフを見てみると、分析①では通算で1、3、6投目が高く、2投目は平均より少し下くらいだったのに対し、平均記録では2、3、6投目が93%台で並び、1投目は全6投の中で最も記録が低いという結果になりました。
直近5シーズンに限ると、2投目が最も記録が良く、1投目は4投目とほぼ変わらない水準で記録が低いという結果になりました。
1投目に強いはずなのに意外と記録は低めなんですね。どゆこと?
分析②-2:試技ごとの平均記録(シーズン別)
試技ごとの平均記録をシーズンごとに分けたデータも見てみます。
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平均記録が高いほど色が濃くなるように表示しています。
この表を見た印象としては、分析②と同様2、3、6投目で色付きの表が多く、特に2投目が多くついていると思いました。
また通算の段にある()の試合数に注目すると、1投目の有効試技数が77試合で最も多く、最も少ない5投目(36試合)の倍以上ありました。
1投目は記録を残していくのが前提にあるため、明らかな失敗投てきでも有効試技にすることから、平均が下がってしまったのではないかと推察します。
2投目以降は失敗した投てきをファールにしちゃったりしますもんね。
さいごに
結果、2投目が最も記録が良く、次いで3投目、6投目の記録が良いということがわかりました。
1投目に関しては失敗投てきでも記録を残すことから平均すると低めに見えるというように推察しました。
分析①で1投目が最高記録になる割合が高かったことから、決して1投目の記録が低いわけではなく、ファールにしないことでバラつきが大きくなり、2投目以降は失敗すればファールにするため残った記録のバラつきは小さくなるということでしょうかね。
最初の「何投目が一番良い記録を出すのか」という趣旨からは少し外れてしまったかもしれませんが、これにて今回の分析は終了になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またね。
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