チューブ引き
こんにちは。
ここ2週間ほど風邪が長引きまして投稿をサボっていました。
これから寒気が来るみたいなので皆さんも体調にはお気を付けください。
この冬は技術練習の一環としてチューブ引きをよく行っています。
もともと円盤投を始めた中学生の頃から、父の指導の下チューブ引きは補強としてよく行っていました。
今回はチューブ引きのトレーニング方法について紹介しようと思います。
チューブの持ち方
僕はアメゴム製の太めのチューブを使用しています。
10年くらい前までは東急ハンズに売っていたんですが、最近はなかなか売ってるところが少ない…。
ホームセンターを色々探してみるか、自転車のチューブ、細めのチューブなどで代用してください。
チューブは端を掌において人差し指側に抜けていくようにぐるっと一周回します。
チューブを一周させるのは単純に安全面の配慮です。
手から外れてしまうと危ないですからね。
たまに小指側に抜けていくようにチューブを持ってしまう人がいるのですが、円盤は最後人差し指に掛かって投げるので、同じような力のかかり方をするように人差し指側に抜けるように持ちましょう。
チューブ引きのやり方
チューブの片方の端を柱など丈夫なところに括り付けてもう片方の端を持ったら、チューブのたるみがなくなるくらいのところで立ち投げのパワーポジションで構えます。
ですがチューブを持つ腕はそこまで捻らなくて大丈夫です。
肩からチューブまで一直線に伸びるような感じで構えるくらいで十分です。
構えたら立ち投げの振り切りをするようにチューブを引っ張りましょう。
身体が正面を向き、チューブを持つ手が身体の横に来ればOKです。
構え→フィニッシュ→構え→フィニッシュ→構え…と繰り返しながら少しずつ前に進んでいきましょう。
少しずつ前に進むことで少しずつ負荷が高まっていきます。
負荷に負けないように脚を踏ん張って体幹に力を込めて進んでいきましょう。
10回やったら終わりです。
周囲の安全に配慮しながらチューブを緩めてくださいね。
普段は10回×5~6セット行っています。
投げの前やウエイトトレーニング後の補強にいいと思います。
ここからは普段僕が意識していること、人に指導する際に伝えていることをポイントとして紹介します。
ポイント①:軸を立てる
何度も繰り返していると遠心力やチューブの張力でフィニッシュの時に上体が効き手側の方に傾いてしまうことがあります。
軸はまっすぐ、左足を軸にまっすぐ立ちましょう。
写真はありませんが横から見ても同様です。
前に進んでチューブが張ってくると負荷が強くなります。
負荷に負けて上体がのけ反ってしまったり、逆に頭が突っ込んで腰が折れてしまったりしないようにしましょう。
ポイント②:脚を絞る
よく投げるときに「後ろ足をしっかり回せ」と言いますが、なかなかできない選手が多いですよね。
僕も気を抜くとすぐ回らなくなります。
それを改善するための意識付けです。
後ろ足を回すだけでなく、前後の足の太ももを内側に絞ることを意識しましょう。
写真でいうと左足は右に、右足は左に絞ります。
注意してほしいのは、膝と膝をくっつけるようにするのとは少々違います。
膝と膝でなく、内腿を意識してください。
僕は普段、股のところでノートとか紙とかを挟み込むイメージで、と伝えています。
ポイント③:押し下げる
投げる瞬間にどうしても身体が上に伸び上がってしまうことがあると思います。
身体が上に伸びてしまうと勢いが上に逃げてしまい、強い投げを行うことができません。
これはブロック脚の着き方に問題があるのだと思います。
なかなか文字で伝えるのは難しいですが、地面から伸び上がるように脚を着くのではなく、地面を押し下げるように踏む意識をもって行いましょう。
さらに付け加えると、両膝は伸ばさず、軽く曲げた状態をキープするようにしましょう。
そうすることで上体が伸び上がるのを抑えることができるようになると思います。
これらのポイントを注意しながらチューブ引きをやってみてください。
いい練習になると思います。
今回のお話は以上になります。
またそのうち円盤投のためのトレーニングを紹介しますね。
またね。
不定期で投稿したりしなかったりします。 気が向いたらまた見に来ていただけると嬉しいです。