「初めての人生の歩き方――毎晩彼女にラブレターを」(有原ときみとぼくの日記) 第73話:悪くない日。そして一番下に貼っていた自己紹介の文章に埋め込みをしてみたんだけど、どうかな。
なんだ、五時間睡眠でも余裕じゃん、と思い彼は昨夜少しだけ夜更かしをした。
そして今朝、予定より五時間オーバーの大寝坊。
余裕の本質を見極めることが大切なんだなにごとも、と彼は思いながらのんびりと準備をはじめて、洗濯物を干し、ようやくい家を出た。
今日は29日。
つまり肉の日。
メガドンキで圧倒的に肉が安くなる祭りの日だ!
彼はイライラしながらお店に向かった。
もうないかもしれない。
くそ、よりによってこんな時期に。
きっともうみんなが買い占めている。
コロナめ、こんちくしょー。
そのまえになんでこういう日に限って寝坊するんだよバカやろう。
昨日あれほど行ったじゃん明日は肉の日だって。
お前だって楽しみにしてたじゃん。
一週間に一度の贅沢の千グラム千円の牛肩ロースのステーキ。
それをいつも四つに切り分けて冷凍して毎週楽しみに食べてんのは誰だよ。
どうすんだよなかったら。
それにいつもお昼に食べている鳥の胸肉。
肉の日の100グラム29円をいつも500円分買って毎月のたんぱく質にしているのに。
ええ、もっと急げよこのやろう。
のんきに洗濯物なんてしてる暇なんかないんだよ。
えっ? だって今日しか天気は良くないから?
バカ野郎、しってるよそんなことは。
俺はいいたいのはなんで今日に限って寝坊するんだってことよ。
それにどうせ寝るならいい夢の一つでも見ろってんだよ。
なんだよあの夢は。
いくら初恋の人が出てきたからって、なんつーみじめな夢だよ。
お前はそれでも男かい。
男ならあそこまでいったら最後まで行くもんだよ、まったく。
えっ? 彼女のことが大好きだからいくら夢でも浮気はしないって?
このやろう、のろけやがって、まったくこんちくしょうが。
けっ。
でもよ、俺っちそういう男、嫌いじゃないぜ、へへ。
そして彼はメガドンキに行く前に銀行に行ってお金を下ろし、ようやく到着。
そしてなんと彼待望のステーキ肉はなんとか売れ残っていたのだ。
と、こんな一日も悪くはない。
彼は夕方まで一生懸命やることをやり、そして晩ご飯を大好きな彼女と一緒に食べた。
こんな日は、悪くないどころか、最高の一日だ、と帰りの電車で噛みしめながら、彼は今日も夢を見る。
今日はきっと、彼女が夢にでるはずだから。
☆
たくさん、相談して、たくさんモツを食べて、たくさん子供と遊んで、そんなきみにいつも元気をもらっている。
元気は未来だ。
未来はこの一瞬だ。
いま、ぼくはきみを抱きしめたい。
愛してるよ。
ダイソーで買ってくれた百人一首の書いて覚えるやつ、楽しみにしてるよ。
おやすみなさい。
☆
初めての人生、無駄な時間なんてひとつもない。
仮に過去無駄にしたと思う時期があったとしても、
きっとそれにはなにかの意味があるから。
ぼくは十年ぐらい鬱だと思い込んで、
冒険もチャレンジも一切せず、大きな後悔を覚えている。
でも、だから今が楽しくて仕方ないんだ。
死ななくてよかった。
だから、いま、生きているだけで本当に幸せなんだ。
大丈夫。
絶対に立ち上がれる。
さあ、夢に向かってどう進もうか。
考えただけで鼻血出そう!
明日もあなたは信じられない、ありえない幸福をたくさん受け取る自分を受け入れ、認め、許し、愛しました。
おめでとう。
※ここから下の文章に埋め込みをしたみたよ!
どうかな?
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